山本呉服店

2015年5月

4日、5日の営業時間のお知らせ

4日、5日は揖斐祭りのため

池田店、きものやまもと北方店は17時までの営業とさせて頂きます。

 

尚、揖斐本店は22時まで営業しています。

お急ぎの方は

0585-22-0140までお電話ください。

更新日 | 2015/05/03

カテゴリ | お知らせ・キャンペーン

揖斐祭、子供歌舞伎の御祝儀袋

揖斐祭りの子供歌舞伎の演目は

「芦屋道満大内鑑   狐葛の葉後日譚」

( あしやどうまんおおうちかがみ   きつねくずのはごじつばなし)

 

 

葛の葉姫に化けた狐が屏風に和歌を残し立去るという見所の多いお芝居です。

実は

◯十年前    私も出演した 「芦屋道満大内鑑    葛の葉子別れ」の後日話なんです。

 

 

その時の写真がコレです。

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狐に戻った葛の葉 (写真の彼女) が後ろの白い襖に

「 恋しくば   尋ね来てみよ  泉なる      信太の森の  うらみ葛の葉  」 を

右手で、左手で、口に加えて、下から書き上げて大喝采でした。

 

 

 

今回  葛の葉姫は  4年生の杉山ひなのちゃん。

山本呉服店の本店の2軒隣の  理容スギヤマのお嬢さんです。

 

前回はお稽古場の隣がお習字の先生だったのでみっちり教えて貰たのですが、

今回はナント、ひなのちゃんのお祖父さんが2月から毎日、付きっ切りで教えられたんだそうです。

 

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後日譚の和歌は

「 人ならぬ  身こそ辛けれ  和泉なる     信田の森の 怨み葛の葉」

お習字の先生に見本を書いてもらって  その輪郭をなぞり練習したんだそうです。

 

 

下に置いて書くだけでも大変なのに   立ててある屏風に書かなければいけません!

墨を付けすぎると垂れてくるし、少ないとかすれてしまいます。

何より  書きにくい !! !

 

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町内で初演された時   3日の屏風です。

スゴイでしょ  ❗️❗️

 

右手と左手と交互に書いてあります。

左手で書くのは逆手に持って書けと4月になってから言われ大変だったそうです。

 

 

この後  杉山さんはそそくさとお家に持って帰られて

次の上演に備えて和紙を張り替えるんだそうです。

 

 

 

こういった熱心な協力と文化的な知識に支えられて

揖斐祭りは何百年も続いているんです。

 

師匠、浄瑠璃、鬘と衣裳は本職さんが行いますが、

それ以外の大道具、小道具、拍子木を打つのも全て町内の方達です。

 

 

伝統的な行事と言うと

可愛い役者さん達にご祝儀を送る習慣が有ります。

 

実は  スタッフの木村さんの妹さんの子が出演すると言うので

「役者さんにあげる袋ってどうしたらいいの?」と聞かれました。

 

 

この時期になると専用の袋が町内の文具屋さんで売られています。

紅白の水引が付いて1セット120円(税別)です。
中身は文房具やお菓子も有りますが、最近は図書券や現金が多いようです。

 

 

袋に名前を書き、膨らみを持たせる為に新聞紙などを少し丸めて一緒に入れます。

最後に穴を開けて水引を通しコマ結びに結びます。

 

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水引は必ず向かって右が赤です。

帯締も柄やボカしを向かって左手に持ってくるので其れと同じです。

印刷してある祝儀袋も赤は右側ですね!

 

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裏に送り主の名前を書きます。

 

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コレで準備完了!

 

 

芸(歌舞伎)の上演中にやまの前の台の上に置いて来ます。

昔は遠くからピューーんと投げたんですが、役者に当たって危ないという事で辞めになりました。

この丈夫な袋はその頃の名残でシッカリした袋なんです。

 

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ご苦労様でした。

良くやったね、というおひねりなんです。

 

 

 

色んな伝統や風習、細かな慣習に基づいて今年も揖斐祭りは盛大に

みんなの思いとエネルギーの結集で行われます。

 

お天気だけが心配です。

4日、5日だけは  雨が降りませんように  (*^^*)

 

更新日 | 2015/05/03

カテゴリ | スタッフページ

絞り浴衣、新作がたくさん入荷しました。

藤娘きぬたやさんから絞りの浴衣が大量に入荷しました。

 

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ただいま、本店で整理中。

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私はコレが好き!  と吉村さん。      似合うかな  〜   ❓

 

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コレ 、ピンクが可愛いーーー❗️   と木村さん。

 

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新しい商品が届くと  開けるのが愉しみーーー(((o(*゚▽゚*)o)))

昔ながらの紺や水色ばかりでなく  とってもカラフルでおしゃれです❗️

 

 

今日から池田店と北方店でも見られます。

明日から歩行者天国になる揖斐本店にも有ります。

 

 

流行のない絞りの浴衣は  1枚ぜひ欲しいですね  (*^_^*)

たくさんの中から選べる季節の初めに早く見に来てくださいね   ♪

更新日 | 2015/05/03

カテゴリ | 催事・イベント情報スタッフページ

藤娘きぬたやさん、来店。

お祭りモードな揖斐本店へ藤娘きぬたやさんの安藤常務さんと成瀬常務さんが

京裳苑の打ち合わせに新作を持って来て下さいました。

 

本店の座売りはパールトーンさんから戻ってきたお手入れでいっぱい!!

狭い隙間で広げて頂き、すいません。

 

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成瀬常務さんが広げていらっしゃるのは「夢しぼり」

無地に見える地の部分を良く見ると何色かのぼかしになっています。

作り方は藤娘きぬたやさんのホームページで3分程の動画で見られるそうです。

 

 

「コレ、好き!」 と大谷さん。 単衣から夏に爽やかに着られるね!

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この前見せたカラシ色のと同じ絞り方ですよ、と安藤さん。

カラシ色の時は豹柄に見えたわ~ (笑)

 

色によって全然イメージが違いますね!

 

「このピンクもキレイ!」

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近くで見ると ピンクのぼかしが微妙に濃淡で凝っています。

横段を揃えて裁断すると爽やかさが増して良いですね!

 

 

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板締めの技法で作った夏着物です。

 

コレも夏物の新作です。

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優しい色遣いです。

生地はサラッとしていて気持ち良さそう~

 

 

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ちょっと大胆なんだけどこの淡いピンクが優しさを出していて

粋にならなくて良いですね。

 

この矢羽根の部分はね・・・  と 成瀬さん。

こーやって生地を畳んで

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四角いもので挟んで染まらないように白場を残し

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淡いピンクを掛けたんです。

紺の部分にもピンクがかかっているので紺一色の色じゃないんです。

良く見ると 矢羽根柄の横は紺色がぼかしになっています。

 

この白い点も絞りなんですよ、と 安藤さん。

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私たちは出来あがった色柄しか見てなくて

もう少しこの色が濃くしてくれたら良かったのに、とか ここにこの色はねー、とか言うんですが、

作っている人たちは大変なんですね!

 

 

「特に絞りは解いてみるまで分からないんですよ」

日にちをかけて絞って最後の色で失敗したら元も子もありませんから!

と 二人とも口を揃えて話していらっしゃいました。

 

 

藤娘きぬたやさんの伝統は花柄。

先代の社長さんの作風を踏襲して きぬたやと言えば牡丹に藤でしたが

今回の新作は絞りの色々な技法を駆使して

幾何学模様に挑戦!

 

 

勿論 きぬたやさん独特の可愛い花柄、ボタンや藤も健在です。

京裳苑も 見どころ満載です。愉しみですね!

 

 

 

更新日 | 2015/05/02

カテゴリ | 小紋藤娘きぬたや

揖斐祭、子供歌舞伎始まる!

山本呉服店、揖斐本店の裏は三輪神社。

もう  お祭モードです。

夜になるとお囃子の練習の音が聞こえて来ます。

 

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5月4日、5日   二日間に渡って5町内にある「やま」が引き出され

大小15.6のお神輿が練り歩き、露店が立ち並びます。

やま(車辺に山と書きます)の上では子供歌舞伎が上演されます。

 

 

今年はうちの町内の当番に当たっていて、今日2日からもう町内で初披露!

一年ぶりに山が出て来て  山本呉服店の本店の前を通って行きます。

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会長、千歳も一番前でやまを引いています。

御多分にもれず揖斐の街も高齢化で会長でも若手なんです(笑)

 

 

当然、子供さんも居なくて

昔からその町内で生まれ育った子しか出られなかったのですが今年は一人だけ、

あとは元町内にいらっしゃった方、縁故者のお子さんです。

 

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既に2月から出演する4人の小学生の子達の練習が始まっています。

 

華やかなお祭りの場面だけでなく、何カ月も子供さん達の世話と送り迎え、

代役がいないので体調管理が大変なんです。

その大変さが分かっている家族の協力なしでは出来ないことなんです。

 

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着物も鬘もお化粧も本格的です!

知り合いの子達ばかりなので手を振ってくれました(*^^*)

 

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舞台の裏ではお囃子の生演奏、横笛と太鼓と金です。

お囃子も5ツのやま全部、微妙にメロディーもリズムも違っています。

4,5日   揃った時のハーモニーにはウキウキします(*^^*)

 

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やまの後ろで日傘をさしている女性は役者さん達のお母さんです。

本当にごくろうさまです!

 

 

上町(字名) のやまは高砂山と呼ばれ、後ろには

長寿と夫婦円満の象徴として古来から描かれてきた吉祥画が描かれています。

 

昔、結婚式に「高砂やーー、この浦船に帆をあげて・・・」と謡われたものです。

 

室町時代の能の大家「世阿弥」の作品に出てくる作品で

松の精の老夫婦が松の木陰を掃き清めている絵です。

三階部分に当たる紫の幕がしてある所には古い高砂人形がお祀りしてあります。

 

 

今日は町内の広場に引き出されたやまの上で初披露、

3日は揖斐川町中央公民館で

4、5日は三輪神社で3回づつ上演されます。

 

今夜は中学生たちが各町内からお神輿をつって三輪神社へご神体を受けに来ます。

 

本格的にお祭りモードになって来ました。

田舎だからこそ出来るお祭り。

見てるだけではつまらない!

山を曳く人手が足りません。参加してみませんか?

更新日 | 2015/05/02

カテゴリ | スタッフページ

店舗紹介店舗紹介

  • 揖斐本店

    揖斐本店

    岐阜県揖斐郡揖斐川町三輪581-1
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    定休日:水・木曜日

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    池田店

    岐阜県揖斐郡池田町八幡2580
    TEL:0585-45-7140
    営業時間:10:00~18:00
    定休日:水・木曜日

  • 北方店

    北方店

    岐阜県本巣郡北方町 平成3丁目-74-1
    TEL:058-323-8140
    営業時間:10:00~19:00
    定休日:水・木曜日

  • 京都サロン

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    京都市中京区観音堂町4511
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