二十四節季/季節を楽しむための着物
黒留袖、色留袖、訪問着… 着物の種類はたくさんあるけど、TPOに合わせて着物を選ぶのって難しい。恥をかきたくないからこそ知りたい、今時の『きもの事情』。色留袖編
冠婚葬祭は、古くから伝わる大切な行事で、着物と密接にかかわっています。
着物にはさまざまな種類があり、それぞれの種類によって格式の高さが異なり、TPOにあわせて着分けることが必要になります。
簡単に済ませることが多くなってきている昨今だからこそ、フォーマルシーンに着る着物は、ふさわしい着こなしで出かけることが大切ですよね。
同じ種類の着物でも紋の数や合わせる帯、小物などによって格が変化することもあるので、場違いやマナー違反になってしまわないように、シーンに適した使い分けをしたいものです。
今回は、色留袖のハテナ?を勉強しましょう!

着物の道も一歩から
~色留袖ってなあに?~
洋服にもフォーマルやカジュアルがあるように、着物にも種類があります。その種類のことを「格」ともいい、最も格式の高い「第一礼装」、「準礼装」「略礼装」と分けられています。また、着物は紋の数でも格が変わり「一つ紋」「三つ紋」「五つ紋」があり、紋の数が多いほど着物の格は高くなります。
色留袖は、地色は黒以外の色で染められおり、五つ紋を入れることで、黒留袖と同格となります。肩やお袖にも柄が入っている訪問着に対し、上半身は無地で、黒留袖と同じ裾まわりのみに柄が入ります。おめでたく、格調高い柄が描かれます。

訪問着と色留袖の違い
「五つの家紋」を入れなくてはならない黒留袖に対して、色留袖には紋の数に決まりはありません。五つ紋のものもあれば、三つ紋 、一つ紋のものもあります。最近では、三つ紋や一つ紋を入れて、準礼装・略礼装として装うケースが多いようです。色留袖は未婚・既婚を問わず着用できるのが人気です。

色留袖は
セミアフタヌーンドレス、カクテルドレスと同等です。
更新日 | 2021/11/06
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