〜日本の年中行事〜 3月3日は桃の節句「ひな祭り」
雛祭りは女の子の健やかな成長を祈る行事です。
昔は旧暦の3月(現在の4月ごろ)の「桃の節句」に 行われていました。
3月に桃の花なんて咲く? って思っていたら、やっぱり日本の行事は 旧暦なんですね。納得です!
雛祭りは「桃の節句」。「五節句」の中のひとつです。
「節句」とは、季節の変わり目に無病息災、豊作、 子孫繁栄などを願う年中行事です。
その時期の「旬」の植物から生命力をもらい 邪気を祓うという目的で始まりました。
昔は季節に合わせて多くの節句がありましたが、 江戸幕府がその内の5つを公的な行事を行う
式日として定めたことから、現在では 「桃の節句」を含む「五節句」が残っています。
おひな様の飾物(おそなえ)には 一つ一つに意味があります。お雛様とお内裏様、左・右どっち?
「古来日本では右と左では「左の方が上位」、 格が上とされてきました
(品格の教科書 P106より)」
お雛様は、天皇さまを模しているので、 左(向かって右)が男雛、右(向かって左)が女雛。京都では 今でも「古式」です。ところが、文明開化で 大正天皇が西洋式に右(向かって左)に立ったことから、 反対に飾る場合が多いです。 また「左近の桜、右近の橘」 と言いますが、天皇様が 見て右・左なので飾る 時は逆になります。
「左が上位」という考え方は、お雛様だけに限らず、現在の生活でも沢山残っています。
目上の人は左、ご飯の配膳の米は左側、着物の合わせも左が上ですね。
理由を含めて左が上位ということを覚えておくと、忘れないし、迷った時にとても役立ちます♪
更新日 | 2024/02/24
カテゴリ | 日本の文化
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