2022年5月
今年の浴衣は、着物風コーディネートで花火大会以外でも楽しめる、涼しい「セオαゆかた」を仕立てよう!
今年は花火大会あるかなぁ?
ここ数年夏祭りもなくってさみしいけど、今年の夏こそは浴衣でお出かけしたいですよね♪
ゆかたを着て、お出掛けすると気分も上がって、普通の食事会でも注目の的💖
京都の夏の風物詩「川床」で京料理を頂く時は最高のシュチュエーションです♪
ZOOM飲みでも、ちょっと着替えて映れば、「おーーーー!」ってビックリされて、
モテちゃいます(#^.^#)
だから、花火大会だけじゃない、大人の浴衣で夏を楽しむ提案をしたいなと思います。
本当の“大人ゆかた”は1年で使い捨てするような着方はしません。
気に入った色柄を選んで、自分らしくこだわったコーディネート、毎年大切に着ると愛着が沸いてきます。生地も染めも良くて、何年も着られる品質です。
だから、山本呉服店はお値段は少し高いですが、きちんとした生地、染め、縫製の本物志向の浴衣をお勧めします。
ゆかたの素材にはいろんな種類があって、それぞれの良さがあります。
左から
1、普通の綿のゆかた:一番ベーシックな浴衣らしいゆかた
2、ポリエステルの浴衣:お家の洗濯機でお洗濯できます、発色が良くて華やかな印象
3、絞りの浴衣(素材は綿):本物志向の上級者向け。お手入れはお家で手洗いがおすすめ
4、麻や絹が入った素材:長襦袢を着て着るような夏着物感覚のもの
山本呉服店ではすべて扱っていますが
普通の浴衣を卒業して、
「今年、ちょっといいゆかた探そうと思ってた!」という方にお薦めしたいのは
“2、ポリエステルの浴衣”
ポリエステルの中でも最高級ランク、東レの新素材「セオα」という生地をお勧めします。
セオα浴衣のおすすめポイントは 3つ
①通気性が良く、普通の浴衣の何倍も涼しい
蒸し暑い夏はうちわや扇子であおぐ風も気持ちよく感じられます。
透け感があるのは見ていただけますか?
こちらは織り方にもこだわっているので、生地の折り柄が矢絣(やがすり)になっています。
細かい凹凸のある織り方で、肌にくっつかず、サラッとした肌触りです。
お祖母ちゃん世代の方だと「ポリは暑い!」と言われるかもしれませんが、最新のポリエステルは面より断然、涼しいです!
②発色が綺麗で、華やかな印象
ポリエステル素材は色柄がはっきり映る、インスタでも”映える”のがいいところ!
↑ セオαの生地、白地にアジサイ柄、涼しげで爽やかな印象のゆかた
一番一般的な綿の浴衣はポリエステルと比べると、落ち着いた印象の色合い(=地味?)になります。こっちの方が友達と並んでも写真写りがキレイですよ (^_-)-☆
③お家の洗濯機へ「ポイッ!」と入れてしまえる気軽さ、汚れを気にしなくて大丈夫!
真夏は一晩で乾くので翌日朝から着られます。汗の臭いも気にせず毎回気持ちよく着られます。洗い方は後日、別ページで紹介しますね!
④(当店は)古典柄が多いので、襟を付けて着物としても着られる
名古屋帯を合わせて、帯締めも締めましょう。ワンランク上のお出掛け着になります。
↑ 生地はセオα
紺地に風車の柄が幾何学っぽい浴衣。長襦袢も着て、名古屋帯を結んで、帯締め&帯揚げをすると着物風に着られます。
母娘で京都へお出かけするのにピッタリ!
ゆかたも色柄によって、親子で兼用できるから、ママのお財布からちょっと手伝ってもらえたらラッキー★
同じポリエステルでも品質にはかなり差があります。
山本呉服店ではポリエステルの中でも最高級品 東レの新素材「セオα」という生地のみ扱っています。
ゆかたとしても、着物としても着られるので着回し度 ◎
社員もお気に入り! 全員、何枚も持ってる優れものです。
(つまり、何度着ても丈夫で、お尻の部分の生地が伸びたり、何回洗っても生地がヨレたり、縫い目が歪んだりしません)
今、お店にあるお勧め柄をご紹介します!(ゆかたのみのお値段です)
ゆかた地 セオα
左:紺地ブドウ¥41,800(オーダー仕立込)
右:黄なり橙の麻の葉¥41,800(オーダー仕立込)
量販店などで安く売っている出来上がりの浴衣は、適当に裁断しているので柄が重なったり、バランス悪いことが多いですが、当店は反物からお仕立てするので、柄あわせもバッチリ♪おまかせください!
帯は着られる方の雰囲気に合わせてコーディネート♪
あなただけのこだわりの浴衣姿が完成します!
通常、浴衣は2月が新作発表です。
山本呉服店はオーダー仕立にこだわっているので、全て反物(たんもの:巻きものの状態)で仕入れています。
2月の受注会で仕入れたものがすぐに届くので、全国で一番早い2~3月から浴衣の新作をご紹介するのが恒例です。
※百貨店さんはじめ、他店さんは受注した分を海外縫製に回して、プレタ(仕立上がり)を扱う店が多いので、数か月後の5月GW過ぎからしか店頭に並びません。
ということで!
気に入った柄があったら、是非、今年、作られることをお勧めします。
そして、今のうちにお家で着付けの練習をして、15分で着られるようにマスターしましょう!
着慣れることが着物美人への第一歩!!
まずは、店頭へチェックしに来てください。
もちろん、こちらのページに掲載されている柄が気になった方は、是非お問い合わせくださいね♪
更新日 | 2022/05/21
カテゴリ | お知らせ・キャンペーン着物はじめ浴衣
クリーニングから戻ってきた着物や帯、そのままタンスに片付けていませんか??
結婚式・入学式・卒業式・七五三・お茶席・京都へお出かけ・コンサートなどなどお着物着られる機会、意外とたくさんありますよね♪
みなさんお着物を着られた後は、クリーニングに出して、キレイにお手入れしてもらうと思います。
クリーニングから戻ってきたお着物、お家に持ち帰って、その後どうされていますか??
クリーニングしたからもう大丈夫!ってそのまま片付けがち💦ですが、
片付け方にも気をつけるポイントがあるんです✨
山本呉服店でお手入れにお預かりさせて頂いたお着物は、パールトーン加工さんという京都の着物専門加工会社さんに出してお手入れをしてもらっています。パールトンさんからキレイになって戻って来たお着物、帯がコチラ↓↓↓
お着物は、真っ白くてツルツルした手触りの紙の入れ物(一般的に文庫・たとう紙と呼ばれています)に。帯はビニール袋に。それぞれキチンと畳まれて入っています。
このまま持って帰ってタンスに片付けたらOK!のような気がしますよね😓
実は・・・このまましまうのは危険なんです!!
クリーニングから着物・帯が帰ってきたら、
必ず「和紙の文庫」に移し替えてから片付けましょう‼︎
白い文庫(白文庫)やビニール袋は、外で持ち運ぶ際に汚れるのを防ぐためや、
お客様がお家へ持ち帰る際に体裁をよくするための、持ち運び専用の文庫・ビニール袋。
湿気にとっても弱い絹の着物の保管に適した文庫ではないんです。
材質や形もよく見る一般的な文庫と同じ。一見違いないようにみえますよね。
何が違うかというと、
同じ紙でも白文庫は「洋紙」でできています。
洋紙は繊維の短いパルプや、用途に合わせて色々な薬品で作られているので、ツルツルした質感で、水や汚れを通しにくいです。
ですが反対に、隙間がなく、通気性が悪いので、湿気に弱い絹の保管には不向き。
そのまま保管して、いざ着ようと文庫を開けたらカビだらけ💦どーしよー!💦
と困ってみえるお客様、たくさんみえます。
帯が入っているビニール袋はもってのほかですね。
洋服でも、クリーニング済みの物はビニールがかかって帰ってくるので、
そのままクローゼットにしまったほうが、ホコリや汚れが着きにくそう✨って思いがちですが、
しまう時は外してください。と書いてあります。それと同じですね♪
それでは、着物の保管に適した「和紙の文庫」はどんなものかというと、
植物の長い繊維でつくられているので、結合が強くて丈夫。そして繊維の間に隙間があるので、通気性がとても良いです。質感がザラっとしているので、中で着物が滑ってシワになりにくいのも特徴です。
ちなみに山本呉服店の和紙の文庫は、お店のロゴが入っているのが特徴♪
新しいお着物を納品させて頂く際には、この和紙の文庫に入れて納品させて頂いていますよ♪
入れ替えないといけないのはわかったけど、実際やろうと思うと
綺麗に畳んである着物が崩れそうで不安😥
着物畳めないし触るのが怖い・・・という方もみえますよね!
少しコツを覚えるだけで、とっても簡単です♪
この和紙の文庫も長い年月経つと、だんだん黄ばんだり、茶色いカビがついたりしてきます。そのままほっておくと、いずれは着物にまで移ってしまいます。
そうなる前に和紙の文庫を新しい物に変えましょうね♪
山本呉服店、各店で、常に和紙の文庫は販売しております。大量にご入用の場合は、
あらかじめ「何枚入ります!」とご連絡頂くと、きちんとご用意させて頂くので、遠慮なくお申し付けください✨
ちなみに、着物を触るのは、湿度の少ない季節がオススメ!いくら和紙の文庫に入れていても、そもそも湿度が溜まりやすい空間だとカビは生えます。
湿気がなく、お天気の良い日に虫干しをしたり、乾燥シートを入れておいたりするとより効果的ですね♪
それから、白い文庫から和紙の文庫に入れ替えて、いらなくなった白文庫・帯のビニール袋は、お店で回収しています。
お持ちいただいた文庫や袋は、着付け用に着物をお預かりしたり、お手入れに出す時に使っているので、持って来ていただけるとものすごく助かります!
みなさんがたくさん着物を着てくださって、着付けやお手入れをお預かりしているので、白文庫やビニール袋が足りなくなってしまっています。うれしい悲鳴です(^_^;)
お茶しがてら、「持ってきたよ~♪」遊びにいらしてください😊待ってまーす!
更新日 | 2022/05/21
カテゴリ | お知らせ・キャンペーン
豪華な着物に負けない立体感がスゴイ!「唐織 鈴木」の袋帯
ふっくらとした立体感が魅力の「唐織(からおり)」の袋帯。「唐織」って何?
「唐織」とは、多彩な色糸を使い、柄を刺繍のように縫い取りで織り出す技法で、最も高級とされる織物です。
昔は将軍など限られた人の衣装や能装束を作っていました。
能装束は役柄や演技、演出に密接な関わりを持ち、面に次いで重要な役割をはたしています。
新しい演目が作られるとそのテーマによって新しい衣装が必要でした。
能装束は元々、刺繍で作られていましたが、製作に時間が掛かりすぎ、上演が延期されたこともしばしばあったそうです。
また刺繍による豪華な装束はとても重く、舞い手の負担は大変なものでした。
能が盛んに演じられた室町時代、中国から伝わった糸を浮かせて織る織り方が伝わり、日本で改良と工夫を重ねて「唐織」が生まれました。
豪華に見えて軽い織物は帯の製法に使われる様になりました。
長い歴史の中で培われた技術が詰まっているのですね。
糸の染め方、種類にもこだわった京都・西陣「鈴木」の唐織の袋帯
「鈴木」の唐織の袋帯は、多彩な色糸を使っていて、とっても華やか!
艶々な糸がふっくらと浮き上がって、金銀糸で光る帯とは異なる上品さと存在感が魅力です。
**つややかな糸と立体感の秘密**
本草木染め(天然染料)にこだわった染色と、2種類の糸を使い分けて織っています。
柄の部分は精錬した糸(お蚕さんが吐いた糸を洗って柔らかくした糸)を撚りをかけずに織ることで、とても織りにくいけど糸のツヤツヤ感が生きた柄になります。
一方、地の部分は「生経(きだて)」という、精錬していない(お蚕さんが吐いたままの)硬い生糸を染めて使い、パリッとした風合いに織り上がります。
風合いの全く違う2種類の糸を使うことで、柄の部分のふっくらツヤツヤと光沢が際立ち、唐織の美しさを引き出しています。
唐織本来の織り方ですが、今ではここまでこだわって織っている機屋は滅多にありません。
たくさんの色糸を使って織っているので、一見重そうに見えるのですが、すごく軽い!!
そのヒミツは、裏に通っている糸を織った後に切って整理しているからです。
表から見ると分かりませんが、裏は、織った時の糸が繋がったままになっています。
余分な糸を切って整理することで、無駄な糸の重さを取り除き、余分がないのでゴワゴワしないしなやかな締め心地の帯になります。
手間は掛かりますがこの作業は唐織には欠かせない作業です。
糸がふっくらして立体的な唐織は、帯を締めた時つい引っ掛けたりして糸が出てきてしまうような気がします。
鈴木の唐織はこのようにすべて手作業で丁寧に糸の始末をすることで、見た目の重厚感とはうらはらに軽くてしなやかで締めやすい帯が出来上がります。
総絞りや加賀友禅の着物にも負けない!上品に映える袋帯
ふっくらとやわらかく浮き出るような立体感と、本草木染にこだわって染めた糸の光沢が圧倒的に美しい「鈴木」の唐織の袋帯。
「藤娘きぬたや」のような総絞りの着物のボリューム感にも、「加賀友禅」のようなしっとりとした優美さのある着物にも上品に映え、一層引き立てます。
主張しすぎない美しさとやさしさ、光沢が魅力です!
「鈴木」の唐織の袋帯は、正統な二重太鼓が似合う帯。
留袖や色留袖、訪問着、色無地などフォーマルに締められます。
フォーマルな場には、金銀糸を使った袋帯を締めるのが一般的ですが、唐織の帯を合わせて、ワンランク上の上品さを演出できます!
古典柄もオシャレ柄も!唐織「鈴木」の帯
唐織「鈴木」は、熟練の職人さんがひとつずつ丁寧に織りあげている、手機だけの機屋さん。
一度にたくさんの作品を作ることはできません。
年に一度の「京裳苑」で、みなさんにご覧いただくために作った自信作を出品してくださいます!
普段、写真でしか見られないような帯も、「京裳苑」では実際に手にとってしなやかさ、軽さを実感できます。
最高の「唐織 鈴木」の袋帯がこれほど揃ってご覧いただけるのは「京裳苑」だけです!!
「鈴木」の鈴木さんも、3日間会場へ来て、作品への思いやこだわりを熱く語ってくれます!
作り手さんのこだわりがいっぱい詰まった袋帯は、あなたの大切な宝物になることでしょう!
≪京裳苑会場≫
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