
クリーニングから戻ってきた着物や帯、そのままタンスに片付けていませんか??
結婚式・入学式・卒業式・七五三・お茶席・京都へお出かけ・コンサートなどなどお着物着られる機会、意外とたくさんありますよね♪
みなさんお着物を着られた後は、クリーニングに出して、キレイにお手入れしてもらうと思います。
クリーニングから戻ってきたお着物、お家に持ち帰って、その後どうされていますか??
クリーニングしたからもう大丈夫!ってそのまま片付けがち💦ですが、
片付け方にも気をつけるポイントがあるんです✨
山本呉服店でお手入れにお預かりさせて頂いたお着物は、パールトーン加工さんという京都の着物専門加工会社さんに出してお手入れをしてもらっています。パールトンさんからキレイになって戻って来たお着物、帯がコチラ↓↓↓
お着物は、真っ白くてツルツルした手触りの紙の入れ物(一般的に文庫・たとう紙と呼ばれています)に。帯はビニール袋に。それぞれキチンと畳まれて入っています。
このまま持って帰ってタンスに片付けたらOK!のような気がしますよね😓
実は・・・このまましまうのは危険なんです!!
クリーニングから着物・帯が帰ってきたら、
必ず「和紙の文庫」に移し替えてから片付けましょう‼︎
白い文庫(白文庫)やビニール袋は、外で持ち運ぶ際に汚れるのを防ぐためや、
お客様がお家へ持ち帰る際に体裁をよくするための、持ち運び専用の文庫・ビニール袋。
湿気にとっても弱い絹の着物の保管に適した文庫ではないんです。
材質や形もよく見る一般的な文庫と同じ。一見違いないようにみえますよね。
何が違うかというと、
同じ紙でも白文庫は「洋紙」でできています。
洋紙は繊維の短いパルプや、用途に合わせて色々な薬品で作られているので、ツルツルした質感で、水や汚れを通しにくいです。
ですが反対に、隙間がなく、通気性が悪いので、湿気に弱い絹の保管には不向き。
そのまま保管して、いざ着ようと文庫を開けたらカビだらけ💦どーしよー!💦
と困ってみえるお客様、たくさんみえます。
帯が入っているビニール袋はもってのほかですね。
洋服でも、クリーニング済みの物はビニールがかかって帰ってくるので、
そのままクローゼットにしまったほうが、ホコリや汚れが着きにくそう✨って思いがちですが、
しまう時は外してください。と書いてあります。それと同じですね♪
それでは、着物の保管に適した「和紙の文庫」はどんなものかというと、
植物の長い繊維でつくられているので、結合が強くて丈夫。そして繊維の間に隙間があるので、通気性がとても良いです。質感がザラっとしているので、中で着物が滑ってシワになりにくいのも特徴です。
ちなみに山本呉服店の和紙の文庫は、お店のロゴが入っているのが特徴♪
新しいお着物を納品させて頂く際には、この和紙の文庫に入れて納品させて頂いていますよ♪
入れ替えないといけないのはわかったけど、実際やろうと思うと
綺麗に畳んである着物が崩れそうで不安😥
着物畳めないし触るのが怖い・・・という方もみえますよね!
少しコツを覚えるだけで、とっても簡単です♪
この和紙の文庫も長い年月経つと、だんだん黄ばんだり、茶色いカビがついたりしてきます。そのままほっておくと、いずれは着物にまで移ってしまいます。
そうなる前に和紙の文庫を新しい物に変えましょうね♪
山本呉服店、各店で、常に和紙の文庫は販売しております。大量にご入用の場合は、
あらかじめ「何枚入ります!」とご連絡頂くと、きちんとご用意させて頂くので、遠慮なくお申し付けください✨
ちなみに、着物を触るのは、湿度の少ない季節がオススメ!いくら和紙の文庫に入れていても、そもそも湿度が溜まりやすい空間だとカビは生えます。
湿気がなく、お天気の良い日に虫干しをしたり、乾燥シートを入れておいたりするとより効果的ですね♪
それから、白い文庫から和紙の文庫に入れ替えて、いらなくなった白文庫・帯のビニール袋は、お店で回収しています。
お持ちいただいた文庫や袋は、着付け用に着物をお預かりしたり、お手入れに出す時に使っているので、持って来ていただけるとものすごく助かります!
みなさんがたくさん着物を着てくださって、着付けやお手入れをお預かりしているので、白文庫やビニール袋が足りなくなってしまっています。うれしい悲鳴です(^_^;)
お茶しがてら、「持ってきたよ~♪」遊びにいらしてください😊待ってまーす!
更新日 | 2022/05/21
カテゴリ | お知らせ・キャンペーン
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