七五三
子供が動きやすいために♡子供の着物の縫い上げ(肩上げ・腰上げ)の仕方
子供の着物は、洋服と違って本人の身体の大きさに比べて大きく作られています。
大きいまま着ることはできませんし、大人のように腰紐で調節したりするのは子供には苦しいので、
肩と腰で「縫い上げ」をして、子供の体にジャストサイズで着られるようにします。
肩の縫い上げを「肩上げ」、腰の縫い上げを「腰上げ」と言います。
肩上げと腰上げの仕方には決まりがあります。
まずは、肩上げ、腰上げが出来上がった着物がこちら。↓↓↓
⑴ 裄(ゆき・首の後ろの中心のぐりぐりした所から手首のくるぶしまで)と、着丈(きたけ・首の後ろの中心から、床まで)を測ります。
着物の裄と着丈との差をつまんで短くするわけですね。
裄がちょうどだからと言って、肩上げをしないのはいけません。肩上げは子供であることの印なので、少しでも肩上げをします。
こちらの写真の着物も、少しだけ肩上げがしてあります。
先日、写真館さんで七五三の写真を撮られたお客様が、「男の子の肩上げの場所が、家紋の部分が肩上げのせいでシワになっているので肩上げの位置をずらして」と言われたそうです。
しかし、肩上げの位置は背中心(背中の縫い目)から袖付けまでの真ん中(あげ山)でつまんで縫うものです。
家紋を撮りたいばかりに肩上げの位置を袖側へずらすと、子供の肩幅より広くなって、まるでバブル時代の肩パットが入っているみたい(・・?)
男の子の着物の場合、家紋にシワが入るのは致し方ないことです。
次に、腰上げです。
腰上げの時、後ろ身頃はまっすぐに縫いますが、上前のおくみ部分は+7〜8ミリほど上へ縫います。
そうすることで、着物を着た時に裾が少し上がって「裾すぼまり」になり、さらに、少し上がることで子供が裾を踏んで転ぶこともなくなります。
子供の身体は大人よりお腹が出ているので、その分も裾が上がって見えます。
大人の着物姿の裾とはちょっと違いますが、それがまた子供らしくてかわいいですよね♪
腰上げした着物をたたむと、自然と上前部分が上がっています。
初着を買った時に付いている紐の位置が、体が大きくなるにつれて合わなくなります。
お家でお母さんやおばあちゃんが縫い上げをしてあげるのも、その度に子供の成長が感じられていいですね。
当店でももちろん、縫い上げを承っています。(2週間ほどかかります)
着物、長襦袢を持って、子供さんと一緒にご来店くださいね。
七五三はもちろん、お正月や節句にも着物を着せてあげましょう。
日本の文化を行事と着物で子供に教えてあげられるといいですね!
今年多かったご相談・7歳女の子の七五三の着物のサイズは?
いよいよ七五三シーズン真っ盛り!
山本呉服店では池田店も北方店も、毎週土日は着付けのご予約がいっぱいです♪
夏の終わり頃から、七五三用の子供の着物や帯のご相談が多かったのですが、
その中で、今年多かったのが「7歳の女の子の着物」についてのご相談。
3歳の七五三で着た着物が、小さくて着れない、というものでした。
先日、ご来店くださったご家族は、お嬢さんの7歳の七五三を1週間後にしたい。
着物が小さいんだけど着せたらおかしい?とご相談でした。
お着物を見せていただいたら、「一つ身」の着物でした。
試しにお嬢さんにはおらせてみると、肩上げ・腰上げをしていない状態で、裄はちょうど、着丈は床にすれすれになるくらい。
おはしょりはできませんし、前も合いませんでした。
この着物を着るのはサイズ的に無理なので、お母さんが子供の時に着ていた着物があるとのことでしたので、そちらをお勧めしました。
「3歳の時に着せておけばよかったー!」と残念がってみえました。
7歳の子には、四つ身がいいですね。
子供の着物にはいくつかサイズがあって、着られる年齢は、
一つ身:0歳〜3歳
三つ身:3歳〜4歳
四つ身:5歳〜10歳
くらいです。
こちらのお客様のお着物は、お子さんが生まれた時に「初着」として買われたもので、一つ身でした。
一つ身は、大人の着物や子供の三つ身・四つ身と違い、背中に縫い目がありません。
その分、身幅も小さくて、3歳なら着ることができますが、7歳では体が大きくなっているので前も合わなくなってしまいます。
さらに、肩上げは「子供」であることのしるしなので、ちょうどだからと肩上げをしないで着せるのは違います。
山本呉服店では、女の子の初着は三つ身か四つ身しか取り扱っていません。
一つ身ではすぐ着れなくなってしまうし、
おじいちゃん、おばあちゃんがかわいい孫のためにお祝い着に買ってくれた着物を大事に長く着て欲しいからです。
「着物があるからアレを着せればいいわ」と思っていると着られなくなっていることがあるので、
早めに確認、わからないことがあればご相談いただいて、家族の思い出に残る七五三にしてくださいね!
七五三、かわいい帯でワンランクアップ♪子供から大人までずっと使える半幅帯入荷!
10月に入り、いよいよ七五三シーズン。
山本呉服店には毎日七五三の準備のお客様がご来店されています。
3歳の女の子には兵児帯に被布を着せてかわいい七五三スタイル、
男の子には羽織と袴でカッコよく。
山本呉服店では7歳の女の子には、作り帯のセットももちろんいいのですが、『半幅帯(細帯)』をお勧めしています。
「半幅帯(細帯)」とは、名前の通り帯の幅が半分になっている帯のこと。
袋帯は胴に巻く部分は半分に折って巻きますし、
名古屋帯は胴に巻く部分だけ半分の幅に仕立てられていてお太鼓になるところは袋帯と同じ広い幅になっています。
半幅帯はずっと半分の幅です。
ゆかた用の帯は素材がポリエステルで長さも短めのものが多いですが、
半幅帯は正絹で生地もしっかりしていて、長さがあるので、
結んだ時にはねをたくさん作って豪華に結ぶことができます。
リバーシブルになっているので、着物に合わせて好きな柄を出せて、コーディネートの幅も広がります。
半幅帯は子供から大人まで、長く使うことができます。
大人なら小紋や紬の着物に合わせたり、大学の卒業式の袴に合わせて使うことができます。
姉妹で、母娘で兼用で、七五三の年代から大人になってもずっと使える便利な帯です。
自分で着物を着る時にも簡単に結べて便利です♪
かわいい半幅帯、入荷しました!
山本呉服店では、かわいい帯地を選んでオリジナルの半幅帯を作っています。
今回、オリジナル半幅帯の新作が入荷しました!
今までにないブルーグリーンやピンクパープルのかわいい色合いの帯です♪
山本呉服店オリジナルの半幅帯、各デザイン一本ずつしかありません。
早めに見に来てくださいね!
*白地に小花の柄と、ピンクの千鳥が並んだ柄のリバーシブル半幅帯
正絹100%、幅:約16cm×長さ:約415cm
63,180円
水色、緑、紫と微妙に色が変わる葉の中に、真っ白な花が浮かんでいます。
赤、茶、緑の小花が葉の間からちょこっとのぞいてかわいい♡
反対側はひし形に千鳥が並んでいます。
白地に見える部分にもアイボリー色で織られていてふっくらした感じ。
*黒地に花柄と、ブルーの葡萄唐草模様が並んだリバーシブル半幅帯
正絹100%、幅:約16cm×長さ:約415cm
63,180円
キリッとカッコよくしたい方には黒の面を表に、
水色の唐草の面を表にして黒をちょっとだけ見せてアクセントにしても引き締まってキレイ!
こちらも白い部分はアイボリーが織り込まれていてふっくら優しい印象。
山本呉服店池田店、きものやまもと北方店で取り扱っています。
大人用でも子供用でも、合わせたい着物があればお持ちくださいね!
七五三は家族の記念日!ママも一緒に着物でお祝い♪訪問着はお役立ちアイテムです!
早いものでもう10月。
七五三の準備はできていますか?
子供の着物の準備も大切ですが、せっかくの家族のお祝いの日、ママも一緒に着物でお祝いしませんか?
着物にはいろんな種類がありますが、何を着ようかなと迷ったらやっぱりママには訪問着がオススメ。
「着物を着る時がない」と言われる方もあるかもしれませんが、訪問着ならいろんな場面に着ることができるんですよ!
訪問着はフォーマルな袋帯を合わせて、
お宮参りや七五三はもちろん、入園、入学式、卒園、卒業式など、子供のお祝い事に着ることができます。
さらに、親戚や友人の結婚式など華やかな場所にピッタリ!
写真は、藤娘きぬたや総絞りの訪問着に唐織の袋帯を合わせて落ち着いた印象にしました。
白地に流れるような藤の花が美しい訪問着です。
写真では分かりにくいかもしれませんが、真っ白に無地に見える部分も、ひと粒ひと粒丁寧に絞りが施されています。
着物自体が色数を抑えたデザインなので、帯や小物でガラッと変えられます。
若いママさんなら、もっと明るいかわいらしい色の帯や小物に変えれば、かわいい若々しい印象になりますし、
黒地などのキリッとした色の帯、小物でスッキリ凛とした印象にもなります。
着物は、着る人の雰囲気や年齢に合わせた帯や小物次第で印象が変わるのが面白いところです。
他にも、子供の節句のお祝い、家族の記念写真、お正月、同窓会などにはちょっとカジュアルなデザインの袋帯やフォーマルなデザインの名古屋帯を合わせて着てもいいですね。
お子さんの成長をお祝いする七五三、ママも一緒にお着物で家族の記念日をお祝いしましょう!
子供の着物の縫い上げのご相談は、
お早めに着物とお子さんと一緒にご来店くださいね。
ママの着物のコーディネートのご相談も承ります。
着物や帯、合わせたい小物など持ってご来店くださいね。
山本呉服店 池田店
岐阜県揖斐郡池田町八幡2580 TEL 0585−45−7140
きものやまもと北方店
岐阜県本巣郡北方町平成3−74−1 TEL 058−323−8140
お宮参り、七五三、節句…レンタルや洋服では勿体ない!こんなに着れるよ♪子供の着物!
もうすぐ七五三シーズン。
店頭には毎日のように「子供の着物の縫い上げをして」と七五三準備のお客様がいらっしゃいます。
子供の成長を祝う七五三、ちゃんとお祝いしてあげたいですよね。
七五三の時には赤ちゃんのお宮参りで羽織らせた初着を着せましょう。
子供はすぐ大きくなってしまうので、お洋服の晴れ着を買ってあげてもその時限り、1回だけ着て終わりになってしまう場合も少なくありません。
その点、着物は大きくなったら身長に合わせて「縫い上げ」をするので、3歳でも5歳でも着ることができます。
先日、初着のことを聞きに赤ちゃんが生まれたばかりのパパさんが来店されました。
「初着のレンタルはありますか?」とのこと。
初めてのお子さんで女の子だと言ってとても嬉しそう。
残念ながら、当店では初着のレンタルは扱っていません。
パパさんは着物を買う予定ではなかったようですが、私にも5歳の姪がいるので、初着をどんな時に着ているかお話ししました。
私の姪は、お宮参りや七五三はもちろんですが、桃の節句の時には、赤ちゃん時代は雛人形の横で椅子に寝かせて、お布団のように上から羽織らせていたり、2〜3歳くらいからは着物を着せて雛人形と一緒に写真を撮っています。
今年のお正月には「お着物着る〜」「おばちゃんも一緒に着て」というので着物を着せて、私も一緒に着物を着て初詣に行ったりしました。
もちろん、親戚の結婚式などがあれば着れますし、女の子ならきっと喜んで着てくれますよ、とお話していると、「着ないと思ってたけど、結構着れるんですね、長い目で見て考えます」と、ちょっと考えが変わったご様子。
誰だって、生まれたばかりの可愛い我が子が着物を着て・・・なんて考えたら、絶対かわいいよね!!ってなりますよね!
パパのニコニコ具合も上がります♪
長い目で見れば、お洋服よりずっと華やかで、長く大事に着ることができて、きちんと保管してあれば、将来孫もその着物を着ることができる・・・お洋服では絶対ありえないことです。
子供の着物は、お宮参りや七五三の他にもこんな時に着ることができますよ!
*お七夜・命名(生後7日目)
*お食い初め(生後100日目)
*節句(ひな祭り桃の節句・こどもの日端午の節句)
*お正月
*お稚児さん
*十三詣り
*親戚の結婚式・・・など
子供の七五三の着物、どうしよう?とお考えのパパ・ママ。
初着があれば「縫い上げ」をして着ることができるんです。
身長にもよりますが、女の子の場合、「三つ身」なら4〜5歳くらいまで、
「四つ身」なら5〜10歳くらいまで着ることができます。
当店では初着を選ばれる時に、将来長く着ることができるよう三つ身か四つ身をお勧めしています。
(男の子は羽織袴なので「一つ身」です)
初着は買わなかったけど、七五三は・・・と思ったら、長〜い目で見て、お洋服より着物を着せてあげませんか?
きっと子供さんにもいい思い出になりますよ!
子供の着物の縫い上げのご相談は
山本呉服店 揖斐本店(TEL 0585−22−0140)、
山本呉服店 池田店(TEL 0585−45−7140)、
きものやまもと北方店(TEL 058−323−8140)へ、
お子さんと一緒に着物・長襦袢を持ってご来店くださいね。
縫い上げには2週間ほどかかります。お参りの日がお決まりの方は早めにご来店くださいね。
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