山本呉服店

男の子が産まれたら、お家の家紋が入った初着を作ろう!

赤ちゃんが生まれたら、1ヶ月後に神社で、無事に生まれた事への感謝と、これから無事に成長しますようにと願うお宮参りをしますよね。

お宮参りは、生まれて初めてのお祝い行事。
その時に赤ちゃんに羽織らせてあげるのが「初着」です。

初着は、色はもちろん、使われている技法にも色々種類があります。
そして、描かれている柄一つ一つにも色んな意味が込められています。

父方の祖母が赤ちゃんを抱っこして、初着を掛けます。

 

山本呉服店に選びにいらっしゃるお客様はみなさん、生まれてくる赤ちゃんの事を思って、その子のために一番いいなと思う1枚を悩みに悩んで選ばれます。

 

初着を用意しないといけないのは分かっているけど、いつ見に行ったらいいのか、予算や、出来上がるまでの期間など、わからない事だらけですよね。

今回は、男の子の初着を用意するまでの流れや、準備するものをご説明します。

 

〜男の子用の初着とは〜

まず、女の子の初着と男の子の産着では、色柄以外に、大きな違いが一つあります。
それは、家紋が入るかどうかです。

男の子の両胸(背中、両袖合わせて5箇所)に家紋が入っています。

 

男の子の初着には、大人の男性の着物(紋付)に入る紋と同じ大きさの紋が5つ入ります。
女の子の初着には紋は入りません。

家紋とは、それぞれのお家に代々伝わるシンボルマークです。
代々ご先祖様から伝わって来た、家の歴史とルーツをたどる重要な役割があります。

自分の家の家紋がわからないときは探してみよう

 

男の子が産まれたら、跡継ぎとしておうちの紋が入った初着を作り、ご先祖様にも守ってもらえるよう、健やかな成長を願います。
この紋が入るかどうかで、同じ初着でも、時間や用意するものが変わります。

 

 

~お宮参りまでに準備する事~

※基本的に、初着は女の子でも男の子でも、お嫁さんのご実家がご用意されます。
(赤ちゃんがまだお腹にいる時に、お母さん、おばあちゃんと一緒に初着を見に来てね!)

 

⑴  家紋を確認する(男の子の場合)

上記の紋のお話でも書いた通り、男の子の初着には紋を入れます。

紋を入れたり、汚れどめの加工をするのに、最短でも2~3週間お時間がかかるので、産まれてからではバタバタしますよね!
生まれる前に見に来て頂くのをオススメします。

 

下見にご来店の時に、旦那さん(パパ)のご実家の紋(嫁ぎ先の紋)を聞いて、写真など家紋の形が分かるものをお持ちください。
紋の種類は4000近くあり、中には一見見分けがつかないものもあります。

お家に代々伝わって来たものなので、間違いがあってはいけないですよね。

お店には「平安紋鑑」と言って、いろんな紋と名前が載った紋帳があります。
そこで間違いがないよう確認ができますよ♪

 

岐阜は家紋を大切にする地域です。線の1本、多い少ないで全く違う家紋になるのでしっかり確認します。

 

 

⑵ 色や柄を選ぶ

一般的な色は黒・紺。少し変わり色になると、グリーンや白、グレーがあります。

柄は、鷹、兜、龍、巴太鼓、宝船などなど。

どれも丈夫に育ちますように、一生ものに困りませんように、災難から守ってもらえますようになど、意味が込められた縁起のいい柄が描かれています。

紺地に鷹(刺繍・絞り)

白地に兜

黒地に宝船、宝尽くし

 

予算は、山本呉服店ではおおよそ¥73,000~¥280,000

柄の多さ、使われている技法によってお値段は変わってきます。

 

⑶ 初着のほかに必要なもの

お宮参りの時に必要な物は、初着だけではありません。

でんでん太鼓・帽子セットも必要です。

《でんでん太鼓セット》
お宮参りの時、おばあちゃんが赤ちゃんを抱っこして、初着を羽織らせた時に、初着の紐に結びつける物です。

犬張子、でんでん太鼓、のし扇子などが入っており、赤ちゃんが丈夫に育つ様に、長生きする様に、お金に困らない様に、などの意味が込められている縁起物です。

《帽子セット》
お宮参りの時に赤ちゃんが被る帽子と、よだれかけのセットで、縁起のいい絵柄が刺繍されています。

 

赤ちゃんが生まれたら、お店にお電話で男の子が産まれた事、決まっていたらお宮参りの日程などをお伝えくださいね。

お電話を頂いてから、早速家紋入れなどの加工をさせていただき、お宮参りに間に合うよう、ご準備させていただきます。

 

最近は、お嫁さん側がご用意されない場合もあります。

正式には、お嫁さん側がご用意すると決まっていますが、時代も少しずつ変わってきていますし、おめでたい事なので、旦那さんの方が作られても、全然おかしくはありません。

気持ちなので、やってあげたいなと思われたら作ってあげるといいと思います。

 

初着はお宮参りの時だけのものじゃありません。

お食い初めや節句の時に羽織らせてあげたり、

七五三の時には縫い上げをして、袴を合わせて着せてあげます。

せっかくその子のために作ってあげるものなので、着られる間は沢山着せてあげるといいですね✨

 

着られる前の汚れどめ(パールトーン加工)や、着られた後のクリーニングも受け付けています。

子供なので、吐き戻しをしたり、汚れた手で着物を触ってしまったりします。

汚れても大丈夫な様にしておいてあげると安心ですよね。

着られた後も同様に、クリーニングをして、次に着る時にキレイな状態で着せてあげられる様にしましょう♪

分からないことがありましたら、お気軽にお店にご相談くださいね!

 

山本呉服店 池田店
TEL 0585−45−7140

 

きものやまもと北方店
TEL 058−323−8140

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