山本呉服店

2022年7月

家紋は代々受け継がれる「お守り」です

家紋って何??

お祝い事やお葬式、時代劇やドラマなどで一度は目にしたことがある「家紋」。

「家紋」とは、その家に代々伝わる大切なマークのことです。

同じ名字であっても出身地や家系、稼業などに よって家紋が違い、その一つ一つに意味があります。

家紋はもともと、家系や家柄を表すもので、平安時代に貴族など位が高い人が、持ち物に自分の名前を書く代わりに、自分のマーク(家紋)を記すようになったことが始まりとされています。

江戸時代になると武士が着物や大切な物にそれぞれの家紋を入れていました。明治になって一般のお家でも家紋をつける事ができるようになり、今では各家庭で名字と合わせて先祖代々受け継がれている大切なシンボルです。

だから、お墓やお仏壇、屋根の鬼瓦、風呂敷、紋付、留袖など、ご家族に関わる大切な物や行事の際に着る着物には家紋が書かれています。

 

 

紋ってお守り?

昔から、家紋が入っているものを身につけると、ご先祖様が守ってくれると言われています。

例えば、お葬式の時に着る紋付。紋付に書く紋は、嫁ぎ先ではなく「実家の紋」を入れるのが一般的です。お嬢様が嫁いでからも悪いことから守ってくれると言われている紋付。そのため、紋付はお母様からお嬢様へ贈る「お守り」とも言われています。

山本呉服店の紋付、詳しくはコチラ↓↓↓

https://www.yamamoto-gofukuten.com/blog/kimono/montuki/13748/

 

 

ご先祖様から代々受け継がれて着た家紋。

自分のお家の家紋を知っておくことも大切な事かなと思います。

ぜひお盆やお彼岸など、御墓参りをされる時、私のお家の家紋は何かな?って見てみてください♪

おじいちゃんやおばあちゃんに聞いてみると、家紋の意味や家族の歴史を教えてくれるかもしれませんね!

 

 

更新日 | 2022/07/19

カテゴリ | 紋付儀式・行事・冠婚葬祭結婚式お葬式

七五三の準備、大丈夫? 子供が転ばない着物の縫い上げ(肩上げ・腰上げ)のしかた

もうすぐ七五三のシーズンも近づいて来て、「子供にお宮参りの時に親に買ってもらった着物を着せたいなぁ」という方も多いと思います。

でも、子供の着物はそのままでは着れません。

子供の着物は、洋服と違って本人の身体の大きさに比べて大きく作られています。

大きいまま着ることはできないので、「肩上げ」と「腰上げ」をして子供の体にジャストサイズで着られるように調節します。

(肩上げ腰上げを合わせて「縫い上げ」といいます)

 

「肩上げ」は肩で生地をつまんで裄(ゆき)を短くします。

「腰上げ」は腰で生地をつまんで着丈(きたけ)を短くします。

そうすることで、あっという間に成長してしまう子供でも、長い期間大切に着物を着ることができます。

 

肩上げ腰上げをするには

⑴山本呉服店へ頼む

遅くても着用される2週間前までに、子供の着物と長襦袢を持って、お子さん本人とご一緒にご来店ください。
お子さんの着丈や裄のサイズをはかって、縫い上げします。

山本呉服店の腰上げは、お子さんが慣れない着物でも動きやすく、歩きやすいように上前が少し上がるように縫っています。
そうすることで、着物を着た時に裾が少し上がって「裾すぼまり」になり、さらに、少し上がることでお子さんが裾を踏んで転ぶこともなくなります。

子供の身体は大人よりお腹が出ているので、その分も裾が上がって見えます。
大人の着物姿の裾とはちょっと違いますが、それがまた子供らしくてかわいいですよね♪

10歳くらいまで着られる四つ身の着物を肩あげ、腰あげ、袖あげして、3歳の七五三に着たSちゃん。ポーズも決まってます♪

縫い上げには2週間かかりますのでお早目にお越しください。
山本呉服店でお買い上げいただいた着物はもちろん、他店で購入された着物も承りますのでお持ちくださいね!

 

 

 

⑵自分で縫う場合

イラストを参考に挑戦してみてくださいね!

 

裄(ゆき・首の後ろの中心のぐりぐりした所から手首のくるぶしまで)と、着丈(きたけ・首の後ろの中心から、床まで)を測ります。

仕上がりのイメージはこちら↓ 肩と腰で、長すぎる分をつまんで点線のところで縫って、短くします。

子供着物縫い上げ完成

子供着物縫い上げ上前アップ

上前の裾が少し上がるように腰上げすると、お子さんが裾を踏んだりせず、歩きやすくなります。
こうなるように縫っていきます。

 

 

 

 

子供着物縫い上げ肩上げ

裄がちょうどだからと言って、肩上げをしないのはいけません。肩上げは子供であることの印なので、少しでも肩上げをします。
こちらの写真の着物も、少しだけ肩上げがしてあります。

 

 

子供着物縫い上げ上半身

着物に紐をつけてある方が、腰紐でぎゅうぎゅうに締め付けなくても楽に着ることができます。

 

自分でやってみたいけどちょっとわからない…という方は、当店大女将、山本昌子の特別レッスンもできますよ♪

 

お家でお母さんやおばあちゃんが縫い上げをしてあげるのも、その度に子供の成長が感じられていいですね。

七五三はもちろん、お正月や節句にも着物を着せてあげましょう。

日本の文化を行事と着物で子供に教えてあげられるといいですね!

更新日 | 2022/07/18

カテゴリ | 着物はじめ子供の着物七五三

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