山本呉服店流着付け・やきいも部
山本呉服店流「腰ひも1本のラクな着付け」④-2着物の着方・おはしょりをきれいにする
「山本流 腰ひも1本のラクな着付け」、
腰ひもが結べたら、今度はくしゃくしゃなままの上半身をキレイにします。
手の動かし方もマネして下さいね。
いかがですか?
おはしょりはキレイになりましたか?
ここできれいにしておかないと、下腹あたりがモコモコしたり、
後ろ姿がだらしなくなってしまうので、しっかりキレイにしてくださいね!
次は「コーリン結びの留め方」です。
更新日 | 2017/03/31
カテゴリ | 山本呉服店流着付け・やきいも部
山本呉服店流「腰ひも1本のラクな着付け」④-1着物の着方・腰ひもを結ぶまで
山本流「腰ひも1本のラクな着付け」、着物を着ます。
「着物を羽織るところから、腰ひもを結ぶまで」をやります。
イラストの中で、長襦袢は黄色、半衿はピンク、コーリンベルトは赤、
着物の表側は濃い青、着物の内側は水色にしてあります。
①着物をはおる
広衿の着物を着ます。
衿の内側、真ん中あたりにスナップホックが付いているので、留めます。
留めたら、手前側が着物の表になるように、掛け衿の所を両手で持って広げます。
広げたら片手に持ち替えて、後ろへ回し、また両手に持ち替えます。
両手で持ったら、下から肩にかけます。
上から掛けると、せっかくキレイに着た長襦袢の衿の上に着物が乗ってしまうので気を付けましょう。
②袖を通す
着物を肩に掛けたら、袖を通します。
左右の掛け衿を同じ位置になるように揃えて片手で持ち、
もう片方の手を、長襦袢の袂を持って、着物の袖に通します。
袖を通した方の手に掛け衿を持ち替え、反対の手も同じように着物に袖を通します。
③背中心を合わせる
両方の袖を通したら、掛け衿を持って体の中心になるように合わせ、
背中心がきちんと背中の真ん中に来ていることを確認します。
背中心が確認できたら、クリップや洗濯ばさみなどで長襦袢と着物の衿がずれないように留めます。
留め方は、長襦袢の衿より着物の衿が1cmほど上に出るようにします。
④上前の位置を決める
左右の衿先を持って着物を広げ、脇へ勢いよく上げます。
このとき、着物の背中の部分が、背中に添わせるようにしてサッと上げると、
ダブついた部分(おはしょりになる部分)が中へ巻き込まず、
腰ひもを締めるときに直しやすくなります。
上前の位置を決めます。
目安は、衽線(おくみせん 前身頃の真ん中より少し外側よりにある縫い目)が自分の体の中心、
脇線(わきせん 脇の縫い目)が手を下へおろした時の指先へ来るくらいです。
上前の位置が決まったら、上前を90度の角度まで戻し、
着物の裾が床とすれすれくらいまで下ろします。
⑤下前を合わせる
決めた上前はそのまま動かさず、
下前を床にすれすれのまま水平に動かして合わせます。
下前の衿先が脇まで来たところで、着物の上前と腰の間に下前を挟み込みます。
挟む時に、下前を10cmくらい引き上げます。
挟んだら右手を放します。
⑥上前を合わせる
下前を合わせたら、上前を床すれすれのところを水平に動かして合わせます。
上前が右の腰についたら、すこし上げます。
上前と下前を合わせる時のポイントは、どちらも動かしている時は床すれすれの水平を保つこと。
ついつい、動かしている間に上がっていってしまいがちです。
腰まできてから上げるようにしましょう。
そうすることで、裾窄まりのキレイな着姿になります。
ここがきちんとできないと、フレアスカートのような裾が広がった着姿になってしまいます。
⑦腰ひもを締める
ここからは動画で解説します。
上前を合わせると、左手が右腰のあたりで着物を抑え、右手は空いているはずです。
空いている右手で腰回りのダブついている着物を上へ送り、
腰ひもを結ぶ場所に着物がたまっていないようにします。
ここで腰回りをキレイにしておかないと、
腰ひもを結んだ時にダブついた部分が挟まってしまいます。
結んだあとに挟まった部分を引き抜いたら、腰ひもがゆるんでしまうので注意しましょう。
腰回りがキレイになったら、右手で腰ひもの真ん中を持って、
お腹から両手で後ろへ回し、後ろで交差する時にキュッと締めます。
交差させて前へ回し、1回結び、2回目は1重目のひもももすくってそれぞれ反対側へひねります。
ひもの先を腰ひもに沿わせて挟み込みます。
こうすると結び目が大きくならず、スッキリします。
文章にすると分かりにくいかもしれませんね。
動画でご確認くださいね。
腰ひもの締める強さは、締めた後に指が2本入るくらいの強さです。
ポリエステルの着物や、補正パッドと使った時などは滑りやすいので、
いつもよりしっかり締めましょう。
「山本流 腰ひも1本のラクな着付け」で使う腰ひもはこれだけです。
次はおはしょりをきれいにします。
更新日 | 2017/03/29
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山本呉服店流「腰ひも1本のラクな着付け」④長襦袢の着方
山本流「腰ひも1本のラクな着付け」。
道具や着物の準備ができたら、長襦袢を着ます。
絵の中の長襦袢は黄色、半衿はピンク、コーリンベルトは赤で表示してあります。
①長襦袢を羽織る
1.前で半衿の先を合わせ、左手で持つ。
2.後ろへ回して両手に持ち替え、広げる。
3.下から肩へ掛ける。
4.左手で内側から両方の半衿の先を持ち、右手の袖を通す。
5.左手で持っていたところを右手に持ち替え、左手の袖を通す。
*注意点*
注1:長襦袢に限らず着物も羽織も、洋服を着るみたいにバサッと羽織ると、見た目にも悪く、袖が顔に当たりメイクが付いて着物が汚れたり、良いことがありません。下からそっと掛けるのがコツです。
注2:半衿の先を持つのは、半衿が左右対称に付いているので、自然と背中心がズレることなく着られます。半衿は左右対称に付いていなければ衿先から合わせていってください。
②衿を抜く
1.右手は半衿の先を持ったまま、左手は後ろで引っ張り布を引いて、こぶし1個分ほど衿を抜く。
④衿合わせを決める
衿の抜き加減が決まったら、そのまま下前(右側)の衿の位置を決めます。
上前(左側)を上にかぶせます。
衿の合わせる角度は、普通は鎖骨の真ん中のくぼみが隠れるくらいです。
振袖や子供さんならしっかり隠れるように合わせ、年配の方は少し鋭角にゆったり合わせます。
⑤コーリンベルトをとめる
衿の位置が決まったら、そのまま動かさないように下前からコーリンベルトを留めます。
後ろの引っ張り布に通してあるコーリンベルトを、左側の身八ツ口から入れ、
ウエストの位置で留め具が床と水平になるように留めます。
コーリンベルトの留め具が上を向いていると、着ているうちに衿が詰まって行くし、
下を向いていると衿が開いて行きます。
上前もコーリンベルトで留めます。
上前をかぶせ、上前(右側)のコーリンベルトの留め具が、下前と同じ高さになるように留めます。
左右の高さが違うと、衿の角度が左右違ってしまいます。
⑥長襦袢のシワを伸ばす
コーリンベルトを留めたら、長襦袢のシワをキレイにします。
背中は引っ張り布を下へ引っ張り、背中のシワを左右の脇へ送ります。
背中をキレイにして余った分は脇線の所で折りたたみ、
後身頃は後ろから前、前身頃は前から後ろへ送るようにします。
手つきもマネして下さいね。
前から見て、コーリンベルトの上に長襦袢がダブついていたら、
下後ろへ引いて脇のシワを取ります。
いかがですか?
キレイに着れましたか?
ポイントは、コーリンベルトを床と水平に、左右同じ高さに留めることと、
シワがないようにキレイに脇で始末することです。
長襦袢がシワなくキレイに着れていないと、その上に頑張って着物を着てもキレイには着れません。
着物美人目指して頑張りましょう!
次は「着物の着方」です。
更新日 | 2017/03/24
カテゴリ | 山本呉服店流着付け・やきいも部
「やきいも部活」始めます☆山本流、着物おけいこ教室で楽に着よう!
昨日は「節分」暦の上ではもう春ですね。陽が昇るのもちょっとずつ早くなって日差しに明るさを感じます。
芽吹く春は新しいことを始まる予感がしますね。
「わかる」と楽しい!「できる」と嬉しい!!を合言葉に着物の着方をおけいこする教室を始めます。
名付けて「やきいも部(活)」
「何 ソレ?!」(笑)
や 山本流
き 着物が自分で着られる、着物を楽しむ
い いずれ
も 模範 (人にも着せてあげられたらいいな〜)
変てこりんなネーミングに込められた思いは 「普通の着付け教室」ではないからです!
「山本流」は腰紐は1本だけ、
山本呉服店で買っていただいた着物は「一生着付け無料」でさせて頂いている楽で着崩れしないと定評の着付け方です。
自分たちが毎日着物を着ながら楽で、動けて、着崩れしない、もちろん食べれる!
40年以上も前から試行錯誤の連続で培ってきた方法です。
当店でいつも着付けさせて頂いている方から「そのやり方を教えて欲しい」とリクエストが何人もあって個々対応していたのですが
「きもの部活」としてお教えすることになりました。
「部活」にしたのは
ただ「きものの着方」を覚える、着れるようになるだけでなく「みんなで着物を楽しんでもらえたらいいな」という意味が込められています。
学校の時の「部活」は興味のある人が部活に入部します。
同じ趣味の人が集まったら話も弾むし、友達も出来、いろんな交流もできます。
「部活」で一緒だった人は今も友達として続いていたり懐かしいですよね〜。 そんなイメージです(^^)
「きもの部活」なので着物のことをより知って分かるようになる、自分で自由に着られるようになるのはもちろん、
部活の後にお茶したり、時には一緒にご飯を食べに行ったりもいいですね(^^)
講師は「山本流、着付け考案者」 元祖 山本昌子です。
8回で袷の着物にお太鼓(名古屋帯も袋帯も)結べるようになります。
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「やきいも部」
■ 「やきいも」の日 土曜日 午後2時から 約2時間
3月4日 18日 25日 4月1日 8日 22日 5月6日 13日・・・
■ 部室 きものやまもと 北方店 2階
■ 入部料 ¥2160 糸をかし会員の方は無料
■ 部費 基礎編 8回で ¥5400 <お茶付き>
都合が悪い時は次回に振り替えられます。出席カードに参加日を記入し、次回個人指導が受けられます。
■ 入部説明会 2月17日(金)〜 28日(火) 北方店、池田店 営業時間中ならいつでも
< 木曜定休、10時〜19時 >
■ 部員人数 8名まで
■ お申込み締め切り 2月28日(火)
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◯ 着物や帯、長襦袢はお家にあるものを第一回目にお持ちください。
一人で着られるようになった時、着てみたい着物で練習するのが上達の早道です。
当店で着物や帯などをお貸しすることもできます(無料)
◯ 着付け小物はいつも山本呉服店で使っているものをお持ち下さればそのまま使えます。
[持ち物]
着物 帯(半幅帯 名古屋帯 袋帯) 長襦袢 帯揚げ 帯〆 重ね襟
肌着 ストッキング 足袋 衿芯 腰紐 コーリン結び コーリンベルト 伊達締め 前板 帯枕
わからないこと、聞きたいことがありましたら入部説明会にご来店いただくか、お電話ください。
(株)山本呉服店 揖斐本店 (0585)22−0140
池田店 (0585)45−7140
北方店 (058)323−8240
お申込みもお電話でどうぞ! お待ちしています(^^)
更新日 | 2017/02/04
カテゴリ | お知らせ・キャンペーン山本呉服店流着付け・やきいも部
きものの着付け奮闘記☆
こんにちは!
数日前まで通信作りに奮闘していた吉村です(^^;)
みなさん今月の通信はもうチェックしてくださいましたか?
「しまった!まだ見てない!」と思った方は、
絶対にみてくださいね( ^∇^)
そんな通信にまだまだ毎回手をやく私ですが、
もう1つ奮闘していることがあります。
・・・それは『着付け』!!!
時間を見つけては、着付けの練習。
▼今日は「お太鼓」の練習です。
吉村「よぉ〜し!今日も頑張るぞ!!」
佐野さんのボディーをお借りして
お太鼓の練習をさせてもらいました☆
(「…こーして〜……あーして〜」とブツブツと言いながら着付けをする私。)
頭では分かっていても、
実際にやってみると手つきや締め具合、加減が
難しい着付けの世界。
吉村「ゆるくないですか〜?」
佐野「このくらいで大丈夫よ^^」
皆こうやってお互いに着せ合って練習をし、
お客さまの着付けをさせていただいています◎
・・・数分後。
『でっできたぁ〜!!』
今日は締め具合は良かったけど、
まだ気になる所が何点か><
スタッフ同士だから
良いも悪いも言ってもらえるのがミソ☆
私もはやく皆みたいに
”お客さまの着付けができるようになりたいな〜”
と思いながら日々奮闘しています(`・ω・´)”
ちなみに今日の佐野さんの着物は、
着物→大島紬
帯→ゼンマイ紬の名古屋帯 です。
今日よりも明日、
上手にできるように頑張ります☆彡
*吉村*
更新日 | 2015/11/07
カテゴリ | スタッフページ山本呉服店流着付け・やきいも部
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