家紋は家のマーク
揖斐本店へ若いカップルが来店されました。
結婚式を挙げる前に
何か家紋の入った物を作りたいんです。
男性のお家は
灘で代々 造り酒屋さんをしていらっしゃったそうなのですが、
阪神大震災で大変な被害に遭われて
辞めてしまわれたんだそうです。
家のマークが 家紋です。
家紋を入れるのは
お墓、仏壇、鬼瓦、額、ネクタイ、
着物では
男女紋付、留袖、無地の着物、男の子の産着 などです。
いずれも
儀式などに家を象徴するものです。
家紋は 基は
武士だけに許されたものでした。
戦の時に敵味方を区別するために用いられたんですね。
明治になると
一般の人も 名字対等を許され、
家紋を付けることが出来る様になりました。
其々の家に家紋を決めたのは
地元の知識者であるお坊さんだったと聞いたことが有ります。
家 の結びつきで定めるものですから
兄弟、親戚は 同じ家紋を付けました。
岐阜県のこの地方は 大変 家紋には拘る地域です。
何百?もの家紋の見本を収めた
平安紋艦など 紋のバイブル本が有りますが、
それにも載っていない紋が数多く有ります。
なので
山本呉服店では 必ず見本を頂いています。
線 一本、
線と線の隙間の空き具合まで
ちょっとしたことで 違う紋になってしまいますから。
ところで 何か家紋の付いたものを と言われた男性には
家紋入りの風呂敷をオススメしました。
子供さんが生まれた時の お祝い返しなど
儀式はもちろん
贈り物やお返しものを持って行く時は
正式には この風呂敷で包んで持って行きます。
色は
吉凶両方の儀式に使えるように
古代紫がオススメです。
深みのある紫地に
クッキリと白抜きされた家紋は
凛として美しいものです。
ご実家が 造り酒屋さんだっただけに
今までにない変わった紋でした。
1枚1枚 別誂えで染めるので
通常2ヶ月ほど掛かりますが、
結婚式の記念、という思いに 何とか間に合わせたい !と
染め屋さんに無理を言って 間に合わせてもらいました (^_^)v
染め上がった風呂敷を見て
とても喜んでいただけました。
何十年後でも
結婚式の記念に
結婚式をした三輪神社の近くの呉服屋で
特別に作ってもらったんだよ、
って思い出してもらえるのかなーー?
ちょっとだけですけど
お手伝いさせて頂いて
お二人がお幸せになられることをお祈りしています (*^^*)
更新日 | 2014/11/06
カテゴリ | スタッフページ
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