お嬢さまの卒業式へ M様お母さま
お母さまの着物は 西陣お召、
丸い柄のところが少し透ける織り方になっていたので裏は黒の通し裏を付けました。
普通通り 上半身に白の胴裏を付けると上だけ白が透けてガラガラになってしまいますからね。
帯は全通( ぜんつう)ー無地の部分がなく端から端まで全部に柄があります。
2点とも 菱屋六エ衛門さんの工房の作品です。
菱屋六エ衛門さんは 時々 山本呉服店へも来てくださるんですが、
そんな時は好きな名古屋帯を2本選んで袋帯に仕立ててくださいます。
好きな柄ばかりで両面できるので、とても人気が有ります。
「 菱屋さん 来て欲しい 」とお客さまからリクエストされる程です (*^^*)
とてもしなやかで結びやすい帯なので、
結んでいてお太鼓の山が本当にキレイに出来るので感動するくらいです。
お母さまの足袋もオシャレです !
着物も帯もシックに合わせられているので 足袋だけ真っ白もねーー、
と 細かい市松の柄足袋を合わせられました。
卒業式には白足袋でしょ、と言われる方もあるかもしれませんが、
ほとんど大多数の方は洋服です。
着物を着ていくことそのものがもう十分キチンとされていると思います。
毎日 着物で過ごしていた時代の格や着方を今の時代にそのまま振りかざすのは如何なものでしょう?
着物もその時代を生きる人にとって愉しくて
着るもの、衣装として素敵に見えなければいけないと思います。
もちろん全てを否定する積りは有りませんが、少し柔軟性があってもいいと思うし
ガチガチに風習に囚われて着物を楽しめなくなってしまうのは淋しいですね。
Mさまの素敵な拘りとコーディネートに拍手です (*^_^*)
更新日 | 2015/03/21
カテゴリ | スタッフページ
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