生まれた時から呉服屋、山本由紀子のつれづれ
京都へ展示会にもお宮参りにも着物でワクワク☆「着付け一生無料」
買って頂いた着物は「着付け一生無料」の山本呉服店は
京都での展示会「京裳苑」の朝もたくさんの方の着付けをしました。
京裳苑は通常のいわゆる展示会ではなくたっぷり着物が楽しめるお出かけイベントです。
ステキな着物が見放題、手に取り放題、試着し放題❗️
「遊園地に行ったみたいに楽しかったわ〜🎵」とお客さま。
着物好きにはたまりませんね♡
京都の料理屋さんでのお食事、舞妓さんとのツーショットも着物が似合います。
ところで6月の初めは行事ごとの多い時です。
結婚式の着付けも毎年あります。
この日はお宮参りのママとお母さまの着付けをさせて頂きました。
ママは単衣の訪問着、お母さまは単衣の付け下げを着られました。
赤ちゃんの着物の準備です。
お母さまが赤ちゃんを抱いてその上から産着を斜めに掛けます。
肩の結ぶ目に犬は張子やでんでん太鼓をぶら下げます。
京都へ出かける前の早朝で申し訳なかったけど
「山本さんで着付けをしてもらうと楽で着崩れしないから」と言って頂くと嬉しくて頑張っちゃいます(*^^*)
儀式や行事ごとに着物を着て家族の記念日を写真に残していく❗️
「着物だったらもっと楽しいね🎵」と自分たちのよりために着る❗️
どちらもステキですね❣
そんな風にどんどん着物を利用してもらえたら良いな(^-^)と思いました。
さあ、あなたはどんなシーンに着物を着て行きましょうか?!
更新日 | 2017/06/13
カテゴリ | 生まれた時から呉服屋、山本由紀子のつれづれ
舞妓さんの衣装も衣替え☆舞妓さんの帯留め「ぽっちり」は芸術品
京裳苑3日間、毎日祇園から舞妓さんに来てもらいました。
おひきずりの着物にだらりの帯はとても綺麗で豪華です。
「着物が単衣になったので軽うなりました」
単衣の着物は袷に比べて3〜4㎏も軽いそうです。
舞妓さんの衣裳でポイントとなるのは大きな帯留め「ぽっちり」です。
素敵でしょ!!
以前に京裳苑に舞妓さんに来てもらったことがありました。
あまりの立派なぽっちりに「素敵ですね~」と舞妓さんに声を掛けました。
そしたら舞妓さんが
「出かけるときにおかあさん(お茶屋さんの代表者)がこけてもぽっちりは絶対に壊さんとおくれやす!あんたが骨を折ってもそのうち繋がるけどぽっちりは二度とつながらしまへん。どんなことしても壊さんといておくれやす!」と言われたそうです。
何とキツイ言い方!そんな言い方しなくてもいいのに!!
と呆れるやら
舞妓ちゃんがかわいそうに思いました。
でもね、そのぽっちりは明治時代に作られた骨董品としても値打ちのある工芸品!
壊れたらもう直せる人もないんだそうです。
「今日は呉服屋さんの展示会に行くのやから一番いいぽっちりをしていきおし。とおかあさんが出してくれはったんどす」
と言われ、お茶屋さんの家宝のぽっちりを舞妓ちゃんに出してくださったおかあさんに感謝したものでした。
憧れの舞妓さんのスタイリングに学んで古典の振袖に大きな帯留めに太い帯締めで決める!のもオススメです(^^)
大きめの帯留めは作っているメーカーさんも少なくなかなか手に入らないので
「舞妓さんみたいな大きな帯留めありませんか?」とお問い合わせくださいね。
更新日 | 2017/06/12
カテゴリ | 生まれた時から呉服屋、山本由紀子のつれづれ
舞妓さんの1日☆「舞妓さんってどんな生活してるの?」聞いてみた。
6月3・4・5日、京都での新作発表会「京裳苑」は
今年もお客さまのご指示、メーカーさんたちのご協力のお陰で今年もとても楽しい会になりました。
第40回の記念すべき節目の年なので一番京都らしく舞妓さんに来てもらいました。
京都へ行ってもなかなか「本物の舞妓さん」には会えませんよね。
道で見かけたら「今日はついてたな〜」なんて思うのではないでしょうか?
地方(じかた)さんの生演奏で舞を踊ってもらいました。
ツーショットで写真を撮ってもらったりしました。みなさん嬉しそう🎵
せっかくの機会なので舞妓さんにお話を聞いてみました。
Q 舞妓さんはどこにいるの?
A 「お茶屋さん」というところに居てます。
Q 何歳まで舞妓さんなの?
A だいたい20歳で衿かえ(舞妓さんから芸妓さんになる)します。
Q お休みはあるの?
A 月に2日どす。
Q 朝は何時に起きるの?
A だいたい7時半から8時くらいに起きます。
Q それから何をするの?
A 身支度をして小紋の着物を着てお昼前は舞のお稽古に行きます。
昼からは少し自由時間があって夕方から自分でお化粧をして男衆さんに着物を着せてもらって出 かけます。
10分くらいで着せてくれはります。 早!!
帰りはだいたい11時くらいどす。
Q 舞妓さんは地毛(自分の髪の毛)ですよね。どのくらいで結い変えるんですか?
A 1週間に1回です。 へーー!!
寝るときも木の高枕なので慣れるまでは首が痛くて大変どした。
Q ずっと髪を結ったままだとどこへ行っても舞妓ちゃんって分かっちゃうから大変ですね?
A 昼間に休み時間があっても祇園から出ることはほとんどあらしまへん。
自分の部屋で音楽を聴いたりビデオを見たりして過ごしてます。近くの喫茶店に行くくらいどす。
舞妓さんは大抵中学を卒業して地方から来てお茶屋さんに所属して修行します。
京言葉を覚えたりこっぽりを履いて歩くことに慣れたり枚のお稽古したり、お掃除もしたりして京都に馴染むことから生活が始まります。
舞妓のうちは寝食、衣装など全てはお茶屋さん持ちなので舞妓さんのお給料はお小遣い程度です。
お茶屋さんによって名前の一字が決まり先輩舞妓さんが後輩舞妓さんの面倒を見るのも決まりごとの一つです。
舞妓さんの生活ってミステリーのようですがほとんど見かけないのにはこんな理由があったのです。少しは「舞妓ツー」になれましたか?
更新日 | 2017/06/11
カテゴリ | 生まれた時から呉服屋、山本由紀子のつれづれ
100年以上使っているお櫃の修理を木地師にお願いして来ました。
むかし、むかし、私が生まれる前から使っていた「お櫃」(おひつ)
タガが緩んでとうとう使えなくなってしまいました(≧∇≦)
直径が50センチも有る 4升も入るお櫃は今は置くところもなくお蔵入り。
今は一年に一度、揖斐祭りのお赤飯を入れる為だけに5月4日に登場します。
乾燥してバラバラになっていてもお水を張っておくと木が膨らんで元通り!
抜けていた底もしっかりお赤飯を受け止めてきました。
でも今年のお祭りにはとうとう戻らなくなってしまいました。
「牛兵」うしひょうの焼印も押して有ります(^^)
山本呉服店は今年創業126年(呉服専業になって)になりますが、
江戸中期から料理旅館と呉服屋を併設して営業していたようです。
隣町の牛洞(現大野町)から揖斐へ出て来た兵八(ひょうはち)が屋号になり
うしひょう「牛兵」と呼ばれていました。
愛着のあるお櫃なので直してもらいたい!
私が小さい頃には近くに「桶屋」さんがあってガラス戸の向こうで
おっちゃんが樽や桶?を作ってたような・・・?
家のお風呂も父がそのおっちゃんに頼んで大きさを合わせて五右衛門風呂を壊して
ヒノキで作ってもらいました。
そんな風景を最近でも見たのは木曽しか思い浮かびません。
大分前になるけどイベントでお客様と妻籠宿を散策した時、
男性のお客様が小さなお櫃を嬉しそうに買われたのが印象に残っています(^^)
定休日に思い切って木曽の木地師の里を訪ねてみました。
昨日からの雨で木々が生き生きとしています。
花もキレイだけどこの時期の新緑に包まれている感じが一番好き(*^^*)
板が縮んでズレてしまっているので削り直して修理すると職人さんは3日はかかり
その手間を考えると買う程かかるよ、それでも良ければ25000円と言われました(u_u)
でも店の歴史はお金では買えません!!
他に方法は有りませんか?と聞くと
ノリでビシッと止めてしまって新しいタガをはめれば12000円
底はどちらにしても新しいのに変えないといけないからね、
どの程度か分からないけど隙間は残るよ、それも承知なら。
お櫃を預けて帰ってきました。
タガを締め直して100年以上もまえの物がまた使える!
再生するって素敵ですね(*^^*)
歴史を伝えるお櫃、どんなふうになって戻って来るか楽しみです😄
更新日 | 2017/05/26
カテゴリ | 生まれた時から呉服屋、山本由紀子のつれづれ
100年以上使っているお櫃の修理を木地師にお願いして来ました。
むかし、むかし、私が生まれる前から使っていた「お櫃」(おひつ)
タガが緩んでとうとう使えなくなってしまいました(≧∇≦)
直径が50センチも有る 4升も入るお櫃は今は置くところもなくお蔵入り。
今は一年に一度、揖斐祭りのお赤飯を入れる為だけに5月4日に登場します。
乾燥してバラバラになっていてもお水を張っておくと木が膨らんで元通り!
抜けていた底もしっかりお赤飯を受け止めてきました。
でも今年のお祭りにはとうとう戻らなくなってしまいました。
「牛兵」うしひょうの焼印も押して有ります(^^)
山本呉服店は今年創業126年(呉服専業になって)になりますが、
江戸中期から料理旅館と呉服屋を併設して営業していたようです。
隣町の牛洞(現大野町)から揖斐へ出て来た山本兵八(ひょうはち)が屋号になり
うしひょう「牛兵」と呼ばれていました。
愛着のあるお櫃なので直してもらいたい!
私が小さい頃には近くに「桶屋」さんがあってガラス戸の向こうで
おっちゃんが樽や桶?を作ってたような・・・?
家のお風呂も父がそのおっちゃんに頼んで大きさを合わせて五右衛門風呂を壊して
ヒノキで作ってもらいました。
そんな風景を最近でも見たのは木曽しか思い浮かびません。
大分前になるけどイベントでお客様と妻籠宿を散策した時、
男性のお客様が小さなお櫃を嬉しそうに買われたのが印象に残っています(^^)
定休日に思い切って木曽の木地師の里を訪ねてみました。
昨日からの雨で木々が生き生きとしています。
花もキレイだけどこの時期の新緑に包まれている感じが一番好き(*^^*)
板が縮んでズレてしまっているので削り直して修理すると職人さんは3日はかかり
その手間を考えると買う程かかるよ、それでも良ければ25000円と言われました(u_u)
でも店の歴史はお金では買えません!!
他に方法は有りませんか?と聞くと
ノリでビシッと止めてしまって新しいタガをはめれば12000円
底はどちらにしても新しいのに変えないといけないからね、
どの程度か分からないけど隙間は残るよ、それも承知なら。
お櫃を預けて帰ってきました。
タガを締め直して100年以上もまえの物がまた使える!
再生するって素敵ですね(*^^*)
歴史を伝えるお櫃、どんなふうになって戻って来るか楽しみです😄
更新日 | 2017/05/25
カテゴリ | 生まれた時から呉服屋、山本由紀子のつれづれ
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