袋帯
大文字屋庄兵衛、社長さんテレビ出演
「大文字屋庄兵衛さんの社長さんがテレビに出ていらっしゃったね」
「私の帯の色違いが出てたわ」
「 山本さんのイベントで大文字屋さんへ行った時、織っているところを見せて下さった女性が出てたね」
大文字屋さんの話題が 来店されたお客さまが次々と!
日テレ系、5月3日に大文字屋庄兵衛さんがテレビに出られていたそうです。
日曜日の昼間とあって私たちは全員見られず残念 (−_−;)
実は つい先日 大文字屋さんの西村社長さんにお会いしたばかりでした。
今年も京裳苑に出品して頂くのですが
新作を見せて頂き、説明して下さいました。
百人一首
「小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば
今ひとたびの みゆき待たなむ」 貞信公(26番)
嵯峨にある紅葉の名所、小倉山に雲がかかっているのをイメージして作りました。
と大文字屋さん。
そしてこの帯がキレイに引き立つ着物を誂えて染めて貰いました。
帯にある雲柔らかくボカシで入れてもらいました。
お茶会などに着て頂きたいですね!
雲を抽象柄にしたこの帯はしなやかで柔らかい綴れの袋帯です。
留袖、色留袖、訪問着、付け下げ、色無地まで
幅広いジャンルの着物に締められ、
格式高く着こなせます。
山本呉服店のお客さまを良くご存知の西村社長さんは
京裳苑に向けて毎年、
明るくかわいいラインの帯を作って出品して下さいます。
今年の京衣裳苑でも大文字屋さんの新作は
帯と共に大文字屋さんプロデュースの着物も要チェックです❗️
今までにない新しい作品に出会えます。
京裳苑を見てみたい ! という方は
お問合せの画面からお申込みいただくか、
山本呉服店、揖斐本店
0585-22-0140までお電話ください。
更新日 | 2015/05/25
カテゴリ | 袋帯
京都、西陣「 鈴木」の唐織袋帯
今年、京裳苑に初出品して頂くのが 京都、西陣の唐織の鈴木さん。
先日、打合せに行ってきました。
「唐織」は多彩な色糸を使い、柄を刺繍のように縫い取りで織り出す技法で
最も高級とされる織物です。
昔は 将軍など限られた人の衣装や能装束を作っていました。
能装束は役柄や演技、演出に密接な関わりを持ち、
面に次いで重要な役割をはたしています。
新しい演目が作られるとそのテーマによって新しい衣装が必要でした。
能装束は元々 刺繍で作られていましたが、製作に時間が掛かりすぎ
上演が延期されたこともしばしばあったそうです。
また刺繍による豪華な装束はとても重く、舞い手の負担は大変なものでした。
能が盛んに演じられた室町時代、
中国から伝わった糸を浮かせて織る織り方が伝わり
日本で改良と工夫を重ねて「 唐織 」が生まれました。
豪華に見えて軽い織物は帯の製法に使われる様になりました。
鈴木さんの唐織の袋帯です。
多彩な色糸を使い豪華!
鈴木さんでは本草木染め ( 天然染料 )に拘って染めているから
糸の光沢が全然違います❗️
緻密な織技術によって作られる鈴木さんの唐織には
圧倒的な立体感があります ❗️
そして 軽い ❗️❗️
それは 裏に通っている糸を 織った後に切って整理しているからです。
織り上がったばかりの裏はこんな感じ。
そして表は
余分な糸は有りません。
鈴木さんでは94歳のお婆ちゃんも今も現役で活躍中 (*^^*)
手間は掛かりますがこの作業は唐織には欠かせない作業です。
下見に伺った時、目に止まったのがこの帯。
従来の唐織にない繊細でオシャレな帯に目を奪われました (((o(*゚▽゚*)o)))
こんな唐織も有るんですね!
今まで見たこともないヨーロピアンな帯です。
この帯も袋帯にして 京衣裳苑に出品してもらえます。
唐織の帯は留袖や色留袖、訪問着、色無地などフォーマルに締められます。
金銀糸を使った袋帯を締めるのが一般的ですが、
唐織の帯を合わせる事で上品さが出て装いがワンランク上になります!
また金箔や刺繍を使わず色彩で日本画を描くように表現される
加賀友禅にはピッタリです ❗️
鈴木さんは雑誌 「美しいキモノ 」でも毎号紹介されるじょうれんです。
写真は直近の春号に載った帯です。
普通、写真でしか見られない帯も
京衣裳苑では現物を手にとってしなやかさ、軽さを実感出来ます。
合わせたい着物を会場に持ち込んで実際に着てみて合わせる事も出来ます。
鈴木さんー 94歳のお婆ちゃんのお孫さんも京裳苑の会場へ来て
唐織を熱く語ってくださいます。
京裳苑を見てみたい ! という方は
お問合せの画面からお申込みいただくか、
山本呉服店、揖斐本店
0585-22-0140までお電話ください。
日本一古い桜、神代桜と薄墨桜の帯
16日の定休日に山梨県にある日本一古い神代桜(じんだいざくら)を見に行って来ました。
岐阜から片道400キロの日帰りはちょっと辛い距離ですが、
八ヶ岳大好きな私は性懲りも無く出掛けて行きます(*^^*)
武川と言う長野県境にある実相寺というお寺に有り、2000年も生きている古木です。
何年か前に見に行った時はすぐ側まで車で行けました。
本当に瀕死の状態でヒョロヒョロとした梅の古木の様な感じでした。
今回は有料駐車場500円に停めて歩きました。
俄か作りのお店が7・8軒並んでいて猿回しまでいました。
お寺の前は公園になっていて水仙などのお花がキレイでした。
コレが神代桜。日本で一番古い桜です。
以前 見たときより何倍も復活して花を咲かせていました。
杖を付いたり包帯を巻いたりして随分痛々しかったですが、
幹の力強さ、重厚感は流石です!
以前は写真の向こう側まで車が着けられたのですが、
土が踏み固められてしまうので通れなくしたそうです。
すぐ側には 日本で2番目に古い、我が岐阜県の薄墨桜の子供が植えて有りました。
散り際に薄墨色になると言われる桜ですが、
散りぎわ、正に 今!なんですが、
コレって 薄墨色・・・?
ところで
山本呉服店では地元の薄墨桜をテーマに帯を作りました。
帯にするとこんな感じです。
ピンクともグレーとも言える色合いが絶妙です!
春霞の中に薄墨桜が仄かに咲いているようです。
東京在住の一珍染めの女性の作家さんに依頼して染めて頂いた
世界で一本だけの袋帯です。
薄墨桜より薄墨色の桜を上手く表現出来てると思いませんか?
今日の雨で桜の季節も終わりかな?思いながら今年最後の桜を堪能しました。
桜は日本の国花。
季節に関わらず桜を待ち焦がれる気持ち、華やかな気持ちで桜を着る、
なんてお洒落なんでしょう ❗️
辻が花訪問着のコーディネート
昨日の訪問着に袋帯を合わせます。
一般的にはコレですね。 豪華です。
同系色で合わせてみました。
薄紫の上品な帯です。
着物も帯も年齢に関係なく着れますよね。
実は 帯は着物に合わせるんじゃないんです。
着る人の雰囲気に合わせるんです。
同じ着物でも その方に合った帯を締め、
顔のそばに来る半襟や重ね襟を一番お似合いの色にすると
殆どの着物は その方らしく着られます。
だから 山本呉服店では
半襟からすべて着た感じにコーディネートして見て頂きます。
下に置いたまま合せても違うんです。
着た方が キレイ!で 主役になってこそ
着物を着て良かったって思いますもんね。
山本呉服店は コーディネートに自信が有ります。
遊びに試着して頂くだけでも
決して手を抜きません ❗️
だって 着物のコーディネート、大好きなんですから。
あなたにお似合いの着物選び、帯合わせ、小物のコーディネート、
ぜひご相談くださいね (*^^*)
秋色、縞小紋コーディネート。
京都の老舗染め屋、野口さんの小紋です。
縦縞はすべて手でフリーハンドで引いています。
機械や型紙で染めた線はキチンとしていますが、
その分 この小紋は味があります。
全部柄が違っています。
深みの有る色のグラデーションが面白いですね。
帯は 唐織の袋帯を合わせました。
昔、能衣装は刺繍で作られていました。
豪華ですが、製作に時間がかかり、
その上 とても重くて動くのが大変でした。
何とか織りで刺繍したように表現出来ないか? と
考え出されたのが 唐織(からおり)です。
だから 唐織の袋帯も見た目は刺繍に見え、とても軽くしなやかです。
締めてもとても軽く楽です。
この小紋と袋帯も北方店で試着できますよ。
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