山形の紅花紬
日本有数の織物の産地、山形県。
紅花紬、ぜんまい紬、米流紬、男物も豊富な白鷹御召など、バライティーに富んだ織物がいっぱいです♪
中でもピンク、黄色、水色とカラフルでかわいい紅花で染めた『紅花紬』が大人気!
みなさん紅花紬、知っていますか?
血行障害ー低血圧や婦人病に効く漢方薬としても重宝されていました。
オレンジ色のアザミの様な花で 山形県の花にもなっています。
口紅も昔は紅花から作られていました。
今でもたった1社、南青山の伊勢半さん (化粧品メーカー、キスミーの別会社?)
が紅ミュージアムを併設して丁寧に伝えていらっしゃいます。
余談ですが、
口紅って食べてしまう?ものなので漢方薬にもなる紅花の口紅は健康を考えても魅力的でした。
京都の舞妓さん紅花の口紅ですね。
色の発色も良かったので、振袖を始め着物を着た時にいいな〜、と試しに買って来ました。
伊万里焼きのカワイイ器にも惹かれたんですけどね 。
店でスタッフに試して貰ったら
サッパリし過ぎていて脂分が足りないから唇がガサガサになっちゃう、
という意見が多くてあえなく 没 (u_u)
本題に戻りますが、
紅花は古くから着物を染める染料としても使われて来ました。
とても貴重なもので金と等価交換されていたそうです。
花として飾るのより染料に使われるのは少し小さいそうです。
源氏物語に出てくる「末摘花」(すえつむはな)って紅花の事なんですね。
キレイな花なのに 末摘花は 源氏物語最高?の醜女 。
源氏はこの末摘花を「紅い花」と「紅い鼻」とを掛けて呼んだようです。
紅花紬を作っている代表的な工房は新田機業さんです。
着物雑誌「美しいキモノ」にも特集されていました。
黒い立派な門をくぐると 素晴らしい木材をふんだんに使った重厚なお屋敷です。
庭には定番の鯉が泳いでいます。
「美しいキモノ」に載った新田さんの紅花紬の特集記事です。
当店へ来ていた新田さんの紅花紬です。
雑誌掲載柄と同じ色合いでしょ! 真綿糸を手織りした柔らかい風合いです(*^^*)
ちょうどモデルさんが締めていた帯と同じ染め、
京都 「 野口 」さんの名古屋帯が在庫であったので紬の上に置いてみました。
ブログにアップするつもりで撮らなかったので写真が雑でスイマセン m(_ _)m
これも新田さんの紅花紬です。明るくて素敵な色合いですね (o^^o)
「 間道」とは縞のことです。
「私はコレが好き!」 大谷さんが合わせているのも 新田さんの間道です。
紅花で染めた細いピンクの縞です。
無地もたくさん有りました。
紅花に限らず 自然の草木を使った紬は大変な手間をかけて染め織られています。
一見似たような色に見えても じっと見ると全然違います。
やはり本物には魅力が有りますね (*^^*)
画像で語り尽くせないもどかしさを感じます。
紬に限らず
職人さんが精魂込めて作った着物には物語があり、人を惹きつける力が有ります。
山本呉服店はそんな職人さんの思い・こだわり、出来上がるまでの物語を
その人達に代わってお伝えしていきたいと思っています。
是非、本物に触れて身につけて感じて頂きたいと思います。
イベントのお知らせをブログでもしますので、気軽にお店へ見に来てくださいね (*^^*)
更新日 | 2015/03/23
カテゴリ | スタッフページ
お問い合わせ
ご相談は
お気軽に
商品に関するお問い合わせ、
コーディネート相談、
ご購入の相談など、
お気軽にお問合せください。
お電話で
0585-22-0140
営業時間:9:00~18:00(水・木曜 定休日)
お問い合わせフォームお問合せフォーム