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2024/01/15

座談会 後編「山本呉服店について知りたい!」にお答えします。社長+社員3名のリアルトーク

前編「呉服屋さんの仕事ってどんな仕事?」に引き続き、後編は山本呉服店について具体的にどんな考え方で仕事をしているのかをお話ししていきたいともいます。

Aさん:呉服屋さんの仕事が大分イメージできるようになってきました。

 

Bさん:そうですね、イメージが現実味を持ってきたというか。

 

Cさん:同じ身に着けるものでも、洋服とはだいぶ違いそうだなとわかってきました。

 

Bさん:働く上で、職場環境ってとても大事だと思うんですが、ズバリ山本呉服店ってどんな会社ですか?職場の雰囲気など聞かせてください。

 

福永:職場はとにかく明るいです。毎朝の朝礼から笑い声が溢れていて、元気で明るい雰囲気です。幅広い年齢の社員がいますが、年齢や経験に関係なく気軽に話し合えたり、教え・教えられたりする風通しの良い職場だと思います。
仕事後に一緒にごはんを食べに行く社員もいますし、多分「運動会やるよ!」って言ったら、皆楽しみに参加しそうな、そんな雰囲気があります。運動会はあくまでも例えですが(笑)。

社員募集 山本呉服店 着物の販売員

着物の販売を仕事にする 普段から仲良く色々な意見が言い合える、高め合える関係です

社長:社員は20代~60代まで幅広く働いています。入社してから結婚・出産をして、産休・育休を繰り返し取って3人の子供さんを育てながら今も働いてくれている社員もいますし、一番長い方では、私が赤ちゃんの頃から40年勤めてくれている大ベテランもいます。

 

木村:子供の学校関係の用事がある時は早退させてもらったり、突然の発熱でお迎え要請が来た時も先輩方が「早く帰りやぁ~」と言ってくれて、子育てと両立しやすい職場だなと感じています。先輩方が子供のことを赤ちゃんの頃から知っているので、子供のことが話題に上がった時に「大きくなったねぇ!」と一緒に成長を見守ってくれたり、アットホームで温かい職場だなと、とてもありがたいです。

 

白木:新人の頃は失敗することもあったんですが、その度に先輩方が助けてくれたので、初めてのこと、新しいことにも怖がらずに挑戦できました。

 

社長:2019年には、働く人たちが生活と仕事を両立しながら生き生きと働ける優れた取り組みをしている企業に与えられる賞、岐阜県ワーク・ライフ・バランスのエクセレント企業にも認定して頂いてるんですよ。

5年に1回更新で、審査項目の達成度の見直しもあるため、一度認定してもらった後に崩れる…なんていうこともありません。例えば、今年は有給取得率は60%、月の残業時間も6時間から5時間に減らすなど、エクセレント企業の認定を維持してより良い会社であるように継続して改善に努めています。

岐阜県ワークライフバランス推進エクセレント企業認定式 令和元年山本呉服店

岐阜県WLBワークライフバランス推進エクセレント企業認定式 令和元年

 

Aさん:他の呉服店との違いや、これだけは負けない!という売りや独自の文化はあったりしますか?

 

木村:ここは社長に語って頂きましょう!社長、PRお願いします(笑)。

 

社長:いろいろありますよ!まずは、毎年6月に京都で開催している秋冬着物の新作展示販売会・京裳苑は、胸を張って言える山本呉服店独自のイベントです。元々は呉服組合でやっていたイベントで、共同で仕入れて勉強会を兼ねながら京都で催事をやろう!という趣旨で行われていました。それが時代の流れとともに参画する店が減っていき、最終的にうちの店一社でやるようになりました。
業界では展示販売会は10回続けば上出来と言われてるんですが、京裳苑は今年で46年を迎え、着物業界で№1の歴史ある展示会となっています。京都のみやこめっせの1,000畳の会場に一流の着物、帯、和装小物のメーカーさんの新作がずらりと並ぶのは壮観です。毎年楽しみにされているお客様も大勢入らっしゃいますし、社員も楽しみにしている一大イベントです。

 

社長:それから、裁ちものを自店でやっているのは胸を張れるところです。買って頂いた反物は、最善の柄合わせをするために全て本店で裁断して地元の仕立て屋さんに出すんです。それは、買って下さったお客様により似合うようにするためです。例えば着物の柄の配置によって、すっきり細身に見えたり、柄がうるさく野暮ったく見えたりするものなので、そこを考えて裁断します。自店で裁断するので、急ぎのお仕立てにも対応できるんです。とても手間のかかる作業なので、今ではほとんどの店が仕立て屋さん任せにしたり、工賃が安い海外仕立てに回してしまうんですが、ここはうちのこだわりで、100年以上変わらず続けて来た山本呉服店の心ともいえます。

 

社長:そして、月に1度発行している『糸をかし通信』は、いわゆる呉服店のチラシを超えた、山本呉服店ならではのものだと思っています。もともとは、営業大好きな先代社長がお客様のご自宅を回る際、お客様にこんな話をしたいな、こんなことをお伝えしたいなとメモを作っていたのですが、営業の効率化や社員の負担減を考えて、メモの内容を読み物として発行するようになったんです。紙面では季節の商品のご紹介やコーディネートの提案はもちろんさせてもらっていますが、メーカーさんのお話しや社員紹介、催事の案内なども載せていて、呉服や山本呉服店についてより知って頂きたいな、より好きになって頂けたら嬉しいなという思いで作っています。

 

社長:更に、裁ちものだけでなく、昔ながらのやり方を続けていることは他にもあって、山本呉服店で扱っている商品は全てうちで買い取って販売しているんです。当たり前でしょ?と思うかもしれませんが、今は在庫を抱えたくないという店側の都合で、店頭に並んでいるのはメーカーの委託商品というケースが多く、売れた分だけ買い取るというパターンが多いんです。なので、例えば着物の展示会にお客さんが行ったとすると、気が付くと担当の販売員がスッといなくなっていて、代わりにメーカーの方が熱心に説明、販売しているということがよくあります。委託商品なので、担当者が商品のことをよくわかっておらず、説明をメーカーに丸投げしちゃってるんですね。うちの店では、スタッフ全員を一流の着物のプロとして社員教育しているので、よくわからない商品をお客様に売るなんていうことは絶対にありません。価値のある良い物だけを扱い、その良さをしっかりと理解して、お客様にご提案しています。お客様のことを一番に考えた昔ながらの正直な商売を続けているというのは、山本呉服店の文化と言えると思います。

 

Cさん:お店として一番大事にしていることは何ですか?

 

白木:目の前のお客様ひとりひとりを大切にすることです。それはご来店いただいたお客様だけでなく、電話やメールなどでお問い合わせ頂いた場合もです。さっき社長がPRした山本呉服店独自の文化って全てこの「お客様を大事にする」ってところから始まってると思います。

 

Bさん:お店の今後の目標や展望を聞かせてください!

 

社長:もっと多くの方に着物の良さを知ってもらえるような場を作ろうと考えています。具体的には、着物を着て参加頂ける特別なツアー(ラグジュアリー鵜飼いツアー)や、着物のショールームを併設したレストラン事業も計画中です。着物は着てみたいけど、着る機会がないわとおっしゃる方が多いので、その機会を提供したり、着物に興味はあるけれど呉服屋さんは敷居が高くてなかなか行きづらいという方には「ついで」に着物を直に見てもらう機会を作っていきたいと思っています。

 

Aさん:どんな社員さんがいますか?

 

社長:社員に共通しているのは、まず着物が好きということですね。それから、お客様と話すことが好き、和風のものが好き、明るく元気な人が多い。一芸入社を採用しているわけではないんですが(笑)、何かしら特技・趣味を持っている人が多いです。例えば、イラストやお習字、料理や小道具作りなど。そういった趣味や特技も、毎月発行している「糸をかし通信」にイラストを描いてもらうとか、お店で料理を作る機会もあるんですが、その時に野菜の切り方や調理の仕方を他の社員に指導してもらうなど、積極的に活かしてもらっています。

 

福永:料理上手な先輩が、冬至の日に「今日はかぼちゃを食べる日だよ。」と持ってきてくれて、お昼に一緒に食べたことがありました。そういう昔からの風習や季節ならではのことも、着物の知識と結びつくこともありますし、幅広い世代の人が働いているので、上の世代の方の知恵を何気ないシーンで自然と学ばせてもらう機会もあるなと感じています。

 

Bさん:従業員の方のワーク・ライフ・バランスはどんな感じですか?

 

社長:プライベートも仕事もバランスよく両立している人がほとんどだと思います。先ほどもお話ししましたが、審査基準が厳しい岐阜県ワーク・ライフ・バランスのエクセレント企業にも認定されているというのも一つの目安になるかなと思います。実際の販売業務は、お客様に担当の社員が付く形になるので、例えば、お客様のご来店予約状況を見ながらプライベートの予定を組んだり、あるいは子供の学校行事など動かせない予定がある時は、自分の都合に合わせて調整ができます。休みを取った日に担当のお客様がど

うしてもご来店されるという時は、もちろん他のスタッフが全力でフォローしますし、仕事とプライベートの両方を充実させたいという方には良いんじゃないかなと思います。もちろん、バリバリ仕事をして上を目指したい、仕事を通してより自分の人生を充実させたい!という仕事重視型の方も絶賛募集中ではありますが(笑)、今現在の山本呉服店は両立型の方がほとんどですし、両立したい社員をサポートする体制は整えています。

 

Cさん:研修など、着物についての知識やスキルを磨く機会や制度はありますか?

 

社長:しっかりあります!お辞儀の仕方やお茶の出し方、敬語の使い方などの一般的なマナー研修から、 着物の名称や寸法のはかり方を学べる基礎知識の研修、接客のロールプレイング研修や、着付けの講習など、必要なことは研修でしっかり学べます。また、最近、社員にレベルアップを目指してもらおうと、定休日を増やすことで勉強会やミーティングの時間を増やしました。日常的に学ぶ機会があることに加えて、年に2回、京都の着物や帯の工房に行き、実際にどのように作られているのか見学したり、職人さんに直接話を聞いたりする機会を設けています。日常業務の中で得た知識を、体験を通して更に深めて確かなものにしてもらう感じですね。また、一流の料理屋さんでマナー講習を兼ねた会食をする機会もあります。メンター制度を取り入れているので、先輩社員から学んだりサポートを受けたりすることもできます。

 

 

2回の座談会で、山本呉服店の着物の仕事が少しでも伝わってたら嬉しいです。

引き続き、着物の仕事について、お伝えしていきたいと思いますので楽しみにしててください。

私達と一緒に仕事をしたいと思って頂けたら、お気軽にご連絡ください。お待ちしております。
E-mail : contact@yamamoto-gofukuten.com 

山本呉服店 代表取締役 山本千恵子

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