着物の基礎知識

フォーマル・儀式の着物

【振袖の真価】成人式の一日は通過点。お嬢様の人生を一生守り続ける「品格」を贈る。

お正月と成人式、1月は振袖を目にする機会が多い時期ですね。
もうすぐ成人式も近づいて、お年頃のお子さまがいらっしゃる方には気になる瞬間だったと思います。

お嬢様が成人という大きな節目を迎えられるにあたり、「振袖をどう整えるか」は、ご家族にとって一つの大切な、そして幸せな意思決定の時ですね。最近では手軽なレンタルも一般的ですが、私たちは「お嬢様だけの一枚を誂える」という選択の中にこそ、代えがたい親心と、将来に向けた確かな価値が込められていると考えています。

5代続く呉服屋として、多くの良きご家庭の門出を見守ってきた私たちが、今こそお伝えしたい「振袖を贈る本当の意味」を、改めて綴らせていただきます。

 

1. 振袖は、お嬢様の「信頼」を証明し、守り抜くためのお守り

振袖は「未婚女性の第一礼装」。日本における最高位の正装です。 それは単なる華やかな衣装ではなく、お嬢様がどのように大切に育てられ、どのような教養を身につけてこられたかを、言葉を使わずに周囲へ伝える「無言の紹介状」でもあります。

ご友人の結婚式、大学院の卒業式、国際的なレセプション、そして将来の結納の席……。人生の重要な局面で、ご両親が心を込めて整えてくれた上質な振袖を纏うことは、お嬢様の立ち居振舞いに揺るぎない品格と自信を与えてくれます。

 

実際にあったお話:振袖が繋いだ「ご縁」

実際にあった、あるお嬢様のエピソードをご紹介します。 その方は成人式をきっかけに誂えた振袖を、お正月の挨拶や親族の集まりでも大切に着ていらっしゃいました。ある時、お付き合いされていた彼のご実家へ、年始のご挨拶にその振袖姿で立ち寄られたそうです。

それまで結婚に対して時期尚早だと思われていた彼のご両親でしたが、その凛とした振袖姿、そして「自分のために誂えられた本物を、大切に美しく着こなしている」という事実に深く感銘を受けられました。「これほどまでにきちんとした教育を受け、お家に大切に守られてきたお嬢さんなら、ぜひ家に来てほしい」と、思いもよらない形でお話がスムーズにまとまったのです。

振袖は、お嬢様が気づかないところで、ご本人の「信頼」と、その背景にある「ご家族の格」を雄弁に語る、最も美しいパスポートになるのです。
 
 

2. 「本物」だけが放つ、圧倒的な存在感

今の時代、見た目だけを似せた安価なインクジェットプリントの振袖も溢れています。しかし、私たちがおすすめしたいのは、職人の手仕事が息づく「本物」の加工が施された一枚です。

例えば、熟練の職人が一粒ずつ括りあげる「絞り」や、幾重にも色を重ねて描かれる「手描京友禅」。これらは、近くで見ても遠目に離れて見てもその差は歴然です。インクジェットにはない、布地の立体感、色の深み、そして何より、袖を通した瞬間に感じる「重み」と「オーラ」があります。熟練した職人の込めた「力」を自分のものとして纏うことができるのです。

「本物を知る」ということは、お嬢様にとって一生の財産になります。上質なものを身に纏うことで、自然と背筋が伸び、言葉遣いや所作までもが洗練されていく。その経験こそが、大人の女性としての第一歩をより確かなものにしてくれるのです。

 

実際にあったお話:着物を身に纏う責任とプライド

モデルのお仕事をされているお嬢様とお話ししていた際、「一番の決め手は何でしたか?」とお尋ねすると、

「私は年に何回もコンテストやオーディションがあるのですが、着物を着ることもあります。その時に自分の着るものは自信をもって素晴らしい作品を世界に紹介したいと思っているんです。

緻密な技法のすばらしさだけでなく、歴史や柄の意味、職人さんの想いが込められていること、日本人が培ってきた作品に誇りをもってステージに立ちたいと思っています」というお話をしました。

数ある衣服の中で「なぜ今、これを着ているのか」という基準で選ばれる様子を拝見して、自分のライフスタイル(人生の選択と言っても大げさではない)の重要な視点だと共感いたしました。

 

 

3. 「一生着付け無料」——本物の教養としての「振る舞い」を育むために

質の高い振袖を手に入れても、それを着こなす機会がなければもったいないですよね。 だからこそ、山本呉服店では選んでいただいたお着物を**「一生着付け無料」**でサポートし続けています。

私たちが高校3年生や大学1年生からの準備をおすすめするのは、成人式を「ぶっつけ本番」で迎えてほしくない、という親心からです。お正月や結婚式、初詣など、成人式までに何度か袖を通し、着物での歩き方や所作を自然に身につけることです。正直、着物が板についているかどうかは着る回数と比例する部分もあります。その積み重ねが、内側から自信が溢れる「真の着物美人」として、周囲を圧倒する輝きを生み出します。

成人式当日、ただ「綺麗ですね」「いいお着物ですね」と言われるのではなく、「着こなしが素晴らしいですね」と褒められる。それが私たちの目指す、呉服屋としてのサポートの形です。
 
 

4. 家族の絆を形にし、受け継いでいく「愛の資産」

振袖選びは、お嬢様の感性とご両親の深い愛情が交差する、この上なく贅沢で愛おしい時間です。 「誰から見られても、その価値と美しさが伝わる一枚」を、プロの目利きとともに選び抜く。そのプロセス自体が、家族の共通の思い出となり、いつまでも色褪せない「家族の絆」という資産になります。

もし姉妹で好みが違っても大丈夫です。帯や小物のコーディネート一つで、それぞれの魅力を最大限に引き出すのが私たちの腕の見せ所。一つの名品を、それぞれの個性で着こなしていく楽しさも、また格別なものです。

 

5. 娘への贈り物は、未来への「信頼」そのもの

振袖を誂えるということは、お嬢様のこれまでの成長を心から祝い、これからの人生が豊かであれと願う、ご両親からの「信頼」の証です。

それは、洋服のように流行で消費されるものではなく、お嬢様がどのような場所へ出ても恥ずかしくないようにという、ご両親の深い配慮の結晶でもあります。

私たちは、その尊い想いに寄り添い、最高の一枚を提案すること。そして、その後の豊かな着物ライフを一生涯、家族のように支え続けることをお約束します。

新しい門出を祝う最良の準備を、ぜひ山本呉服店と一緒に始めませんか。 一生物の「本物」とともに、お嬢様の未来を輝かせるお手伝いをさせていただきます。

 

(文・山本千恵子)

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