2025/03/07
パリジェンヌ愛用のハンカチみたい! 一足早く春が来たような、愛らしい「手刺繍の名古屋帯」
今回ご紹介するのは刺繡の名古屋帯です。
日本刺繍ではなく、ヨーロッパ系の刺しゅうが施された帯は非常に珍しく、特別なデザインが多いので、とても目を引くアイテムです。
ビビットな地色にお花や葉っぱが浮き出す、元気になれる柄。色使いもモダンで従来の日本の伝統色ではありません。お洋服の方が多い場所にもぴったり!
髪飾りやバッグなど洋服の小物と合わせるのもおしゃれです。
シンプルなデザインなので、とても使いやすいと思います。柄が腹とお太鼓部分だけに集中しているので、可愛らしさはあるのですが、全体的に落ち着いた印象になり、悪目立ちすることはありません。逆に着物である意外性が驚きと共に好印象に受け入れられるでしょう。
こちらは墨黒地に野原の草花の刺しゅう。
帯締めを邪魔しないように上の部分だけに刺繍が施されています。
こちらは淡いパープル、ラベンダーカラーの地色に白いレースを止めつけた刺繍。
とっても上品で可愛らしい印象になります。フォーマルでも締めて行けるような塩瀬のようなツルンと光沢がある生地が使ってあります。着物も淡い色で合わせると、今ドキコーディネートになります。
実はお花の草花より、レースの方が難しいらしく、出来てくる数も少ないので気になる方はぜひ、一度着物と合わせて見て頂きたいです。
刺しゅうの華やかさが目を引きつつも、帯全体がシンプルなので、日常のカジュアルな着物から、ちょっとしたお出かけや特別な場面にも使いやすいです。例えば、無地や淡い色の着物と合わせると、帯の刺しゅうが引き立って素敵に見えますよ。
また、腹とお太鼓部分にだけ柄があるので、着物を着る時に帯のデザインが目立つポイントになるため、他の装飾は控えめでも十分に華やかさが感じられると思います。普段使いから、ちょっとしたお祝い事やお出かけにぴったりのアイテムになるでしょう。
これを作っているのは30代の女性。すべてオリジナルで全ての工程を一人でされています。
その作り手の個性が表れた刺しゅうは、きっとユニークで温かみのあるものだと思います。刺しゅうは、刺す人によってその表現やスタイルが大きく異なり、それが魅力の一つです。
デザインを考え、下絵を描きます。
生地選びも重要です。フォーマルっぽいものは塩瀬やそれに近いつるんとした光沢がある生地を選び、逆にカジュアルにする時は紬など節があったり、織柄が浮き出るものを選んだりするので、印象がとても違ってきます。
地色を決めて、染め上がってくると、刺繍の色を決め、丁寧に一針一針していきます。
このような作品なら、他の人と被らない個性的なアイテムになりますし、オリジナル性が強いので、着物の着こなしやコーディネートにも一層の楽しみが加わります。また、作り手の意図や技法に対する理解や共感も深まるので、より大切に使いたくなると思います。
30代の女性の作品ということで、モダンで洗練されたデザインになっています。もしかしたら、現代的な感覚を取り入れつつも、伝統的な和の美しさを感じさせるようなバランスが取れたデザインかもしれません。刺しゅうの色合いや柄の配置などにも、その作り手のこだわりが感じられます。
この帯を持っていることで、他の人と違ったオシャレを楽しめるし、着物に対する愛着がさらに深まりそうです。もし、実際に手に取ってみて、刺しゅうの細かい部分や色合いが気に入ったのであれば、その作品を作っておく価値は大いにあります。
名古屋帯は、カジュアルな着物や帯として普段使いにも適しており、日常的に使うことができるので、実用的です。カジュアルな着物をよく着る方で、少し個性的なデザインが好きなら、役立つと思います。また、特別な場面やお出かけの際にも、アクセントとして活躍しそうです。
【 手刺繡の名古屋帯展 】
とき:2025年3月1日(土)~9日(日)まで
場所:山本呉服店 北方店
※オリジナルで制作できますので、作品展が終わってからもお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先:山本呉服店 揖斐本店 0585-22-0140 山本まで
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