着物の着付けを練習する部活「やきいも部」、袋帯の結び方を練習をしました
「山本流、腰ひも1本のラクな着付け」を練習する部活、「やきいも部」。
今週は袋帯の結び方を練習しました。
やきいも部のみなさんが復習できるように、手順をご紹介します。
”袋帯の結び方”前結び編
用意するもの
袋帯、帯枕、帯揚げ、帯締め、仮ひも(腰ひも)2本
帯枕に帯揚げを巻いて準備して、これらを手の届くところに用意しておきましょう。
1、袋帯の手先になる方を、体に巻く部分まで二つに折って準備しておきます。
2、手先の分を取って、体に巻きつけていきます。
この時、二つに折った帯の”輪”になっている方が下です。
3、1周巻いて、重なる部分は、帯の上の線がまっすぐになるように合わせます。
4、2周巻いたら、真ん中より少し上で仮ひも①をしっかり結びます。
5、帯のたれの方から、三角に折って、帯枕の置く位置を決めます。
6、帯枕の上へお太鼓になる部分をかぶせます。
7、体に巻いた帯の上の線の上へ、帯枕を合わせる。
お太鼓になる二重になっている部分が、ずれないように注意します。
8、帯の体に当たる部分をキレイに整えて、ピッタリと体に合わせ、
帯揚げ、帯枕のひもを背中側でしっかり結びます。
9、お太鼓になる部分をぺらっとめくるとこんな感じ。
体に巻いている帯の下の線に仮ひも②を合わせます。
10、仮ひも②の上にお太鼓になる部分を乗せ、お太鼓になる幅を決めます。
11、お太鼓になる幅を決めたら、仮ひも②ごと持って、
余った部分をお太鼓になる部分の内側へ折り込み、
仮ひも②を、体に巻いている帯の下の線に合わせてしっかり結びます。
12、お太鼓の形ができたので、手先をお太鼓の中へ入れます。
仮ひも②の通っているところへ差し込みます。
13、差し込んだ手先の、体に近い方(この場合は写真右側、手で触っている方)を、
まっすぐキレイに整えます。
14、帯締めを手先の上に通します。
帯の、余って中に折り込んだ部分を、きちんと押えているか確認しながら結んでおきます。
帯締めを結んだら、帯をくるりと回して、お太鼓が背中の真ん中に来るように合わせます。
この時、前板が帯と一緒に回らないように注意します。
15、お太鼓が背中にしっかり沿うように、
仮結びしていた帯枕をランドセルを背負うようにしてしっかり結び直します。
帯枕がしっかり結べたら、仮ひも①を取ります。
帯締めもしっかり結びなおします。
この時、お太鼓の上からトントンとたたくと、余分な空気が抜けて、しっかり締まります。
帯締め1本で帯を支えているので、しっかり結びましょう。
帯締めがしっかり結べたら、仮ひも②を取ります。
帯揚げの形を整えて結んだら出来上がりです。
袋帯と名古屋帯は「お太鼓部分」の作り方が違います。
やきいも部のみなさん、「次はどうするんだっけ?」と分からなくなったら、
これを見ながら思い出してくださいね!
やきいも部員以外のみなさんも、よかったら参考にしてくださいね。
更新日 | 2017/07/18
カテゴリ | 山本呉服店流着付け・やきいも部
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