上戸彩さんや山田優さんの着物☆「小紋屋・高田勝」さんの会社へ行ってきました。
8月末の土曜日、京都の染のメーカー「小紋屋・高田勝」さんへお客さまと行ってきました。
毎年6月に京都のみやこメッセで山本呉服店が開催している新作着物の発表会「京裳苑」が40周年を迎えました。その一環イベントとして「会社を見てみたーい」と言うお客さまの声にお応えして無理をお願いしました。高田勝さんは初めて土曜日に会社を開けていただいたんだそうです。
高田勝さんの会社は創業81年で現在の社長さんは3代目です。創業者は岐阜県安八の人と聞いてとても親近感を感じました。
昔は絵羽の着物(振袖や留め袖のように着た時に柄が全て上向きになる着物)はなかったので高田勝さんは小紋専門の染屋としていろんな種類のテーストを手がけてきたそうです。実際に「栗山吉三郎」さんのような大きな柄の華やかなものから江戸時代の版画「葛飾北斎」に用いられた江戸小紋のような小さな柄、竹久夢二の絵をモチーフにした縞柄とかいろいろあります。
十年ほどに東映の映画村から話があって衣装提供して以来 テレビ、映画などで着物を着られる時はほとんど高田勝さんの着物が使われています。
映画「武士の献立」で上戸彩さんが着た着物です。当時は夏物を安価に作る技術はなく単衣か袷だったが袷には綿が入れて仕立てたそうです。
現在の着物は発色がよく華やかだけど江戸時代はほとんどが藍染しかなく地味だったため今の着物をそのまま用いることは時代考証とズレが生じます。そこでこの上戸彩さんの着物もおとなしめの色に染めたら映画関係者に喜ばれたそうです。
JR西日本と京都市のコラボのファッションイベント「ファッションカンタータ」に小栗旬さんの奥さんでモデルの山田優さんが着用されたのも高田勝さんの小紋の着物です。「この着物欲しいわ〜」と言われたそうです。山田優さんのインスタに写真が掲載してありますので見てくださいね。とても個性的で素敵でした!
会社の奥の部屋には着物と帯がセットにしてダンボール箱に入れてあってそれぞれに写真が付けられて所狭しと積み上げてありました。
テレビで武井咲さんの着物姿が美しすぎると話題になっている「黒革の手帳」
銀座のママの話とあって着物を着た女性がたくさん出てきて着物好きにはたまりませんね。
「武井咲さんはママなので訪問着しか着ませんので違いますが他の出演者の着物は全てうちの着物です」と社長さん。西田敏行さんが来ていた着物もそうなんですって。
テレビのドラマの楽しみ方も着物中心に変わってきそうですね(笑)
お客さまも私たちもとても楽しくて3時間があっという間でした。
「1日ここに居たかったわ〜」とお客さまから名残惜しい声が上がりました。本当にみなさん着物が大好きな方ばかりで、そういう方にとって本当にはたまらない会社訪問でした。ご無理を聞いてくださった高田勝さんの社長さん、磯貝さん、社員さんに日頃のお付き合いと感謝です。
大変好評だったのでこれからも会社訪問や工房見学などのイベントもまた企画します。またメーカーさんの情報や思いをブログなどでお伝えできるといいなぁと思っています。ブログを読んでくださいね。そしてご意見やご質問、ご相談があればお気軽にお電話、メールをくださいね。お待ちしています♫
更新日 | 2017/09/07
カテゴリ | 生まれた時から呉服屋、山本由紀子のつれづれ
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