「染めの百趣矢野」社長さんに会いたい☆人と人を結ぶ事が山本呉服店の使命
「矢野さんの会社ってどんなところ?」
京都で毎年行っている展示会「京裳苑」に出品していただき本格的な京友禅としてお客様から絶大の指示がある「染の百趣 矢野」さん。
雑誌「美しいキモノ」や「キモノサロン」には常連で掲載され、お嬢様向けのファッション誌にまで毎月載っている実力派の染のメーカーさんです。
「会社を見てみた〜い」お客さまに言われました。
京裳苑40周年記念企画として矢野さんの社長さんにお願いしてみました。
「土日に会社を開けたことないんで。でも山本さんのためなら私が出勤してお話ししますわ」
「8月5日土曜日が一番商品が揃うのでその日でどうでっしゃろー」
会社は御所のすぐ側に有りバスが着くのを烏丸通りまで社長さんたちが迎えに来てくださっていました。
会社に着くと 先ずは江戸時代の図案集を見せて貰いました。
イチから図案を考えるのは大変なのでその中から選んで参考にして1枚だけ作るんです。
柄を図案に落として生地に糸目で書き移します。糸目は柿渋を塗った和紙で作った絞り出し器に特殊な糊を入れ細い線を描いていきます。
その柄をもとに色を染めたくない所だけおが屑で伏せます。
地色を履け染めにし、おが屑を落すとその部分だけ白く残ります。
そこに色を指していきます。
「本染」と言われるしっかりした染は裏も表も分からないくらい同じ様に染まっています。色のコントラストがなくても染がしっかりしていると柄がくっきり立体的に浮き上がります。写真写りも綺麗です!
感動するくらい地厚の生地に確かな技術で精魂込めて制作されている着物は商品と言うより「芸術作品」でした。
桐の箪笥にきっちり片付けてあるいろいろな作品を次々と見せてもらいました。
メーカーさんはその個性で作るのである意味ワンテーストで、ともすればたくさん見ていると見飽きてしまいます。
ところが矢野さんの作品はその色柄が好きとか嫌いとかを超越してどれも惹きつけられる力があります。
3時間もいたのにお客さまも私たちもまだまだ見たいばかりでした。
たくさんの着物をどんどん出してくださって後片付けも申し訳ないとお客さまも恐縮していらっしゃいました。
山本呉服店のお客さまはとても明るくて元気でよく笑われます。もちろん社員も。
隣の部屋でお茶を出してくださった奥さまも
「なんて楽しそうなんでしょう」と何度もおっしゃってニコニコしどうしでした。
「今度は私が山本さんのお店へ行きたい!」とまで言ってくださいました。
そしてお客さまも!
山本呉服店ならでは!のツアーを楽しんで頂けて本当に良かったです‼️
お客さまも私たちもとてもいい勉強になっただけでなく
心が豊かになって暖かい充実した他では味わえない気持ちで帰って来ました。
迎えて下さった矢野さんもきっと同じ気持ちだったと思います。
これも日ごろの信頼関係とお付き合いの賜物だと思います。
信念を持って良いものを作っていらっしゃるメーカーさん、素晴らしい人とお客さまを結ぶ!
お客さまと矢野さんの溢れんばかりの笑顔を見ていてそれが山本呉服店の使命だと改めて確信しました。これからもこの様なツアー、展示会でご紹介する、事を進めて行きたいと強く思いました。
次回は8月26日(土)「小紋や 高田勝」さんへ行きます。
高田勝さんも京裳苑40周年記念企画で特別にお願いしました。
やはり土曜日のお休みに会社を開けるのは初めてだそうです!
行ってみたいという方は山本呉服店揖斐本店
0585-22-0140までお電話下さい。
会費は¥13000 ステキなランチ付きです。
更新日 | 2017/08/05
カテゴリ | 生まれた時から呉服屋、山本由紀子のつれづれ
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