泥染め工房を訪ねて
今まで テーチ木で染めてたんやーー
手が赤いやろう 〜 〜
じゃあ、この後 泥染めしたら黒くなるんですね、 手も (笑)
赤いままやーー 、手は黒くはならんわ !
泥染の 伝統工芸士 野崎松夫さんは
私達が到着するのを待っていて下さいました。
とっても真面目そうな、仕事一筋の方でした。
手には何十年ものキャリアが染め上げられていました。
大島紬の糸は テーチ木の煮出し汁で4、50回染めます。
この釜の左に積み上げてあるのが
テーチ木を木っ端に砕いたものです。
それを直径2mもある釜で煮出して煮汁を作ります。
液は フツフツと泡立っていました。
いきなり 野崎さんが
ここへ 手を突っ込んで舐めてみよ 、と。
えーーーーーー、こんなの舐めて大丈夫 ❓
躊躇ってると、
野崎さんが こうやって 味みてみるんだよ 〜 、
真似てやってみると
しぶーーーーーい ❗️
コレが お茶と同じ成分、 タンニン酸なんですって 。
タンニン酸と 泥の鉄分が反応して
あの 大島独特の 茶泥色になるんですね (*^^*)
ココで 蒸して 色留めるんです。
大型の業務用冷凍庫のような小屋から
染めたムシロ (大島紬の糸の束を柄を付けるために綿糸で織ったもの)を
次に 泥田で染めます。
とてもキメの細かい泥です !
鹿児島市の泥では 鉄分が無いんですか ?
いいや、 あるかもしれんけどなーーー、
鹿児島は 桜島の灰が混じるやろ、
あの灰は 棘があって繊細な糸を傷付けてしまうんやーー❗️
なるほど、 そうだったのか (^^) 納得しました 。
泥田には のどかに 鯉やカエル、アメンボも居ました。
織屋さんが コレ染めてくれ、って持って来たもんを染めてるだけやーー。
他の事は ワシには分からん 、
一つの仕事を 伝統工芸士の域まで突き詰めた自信が伺われました。
野崎さんご夫婦には大変お世話になりました m(__)m
更新日 | 2014/11/28
カテゴリ | スタッフページ
お問い合わせ
ご相談は
お気軽に
商品に関するお問い合わせ、
コーディネート相談、
ご購入の相談など、
お気軽にお問合せください。
お電話で
0585-22-0140
営業時間:9:00~18:00(水・木曜 定休日)
お問い合わせフォームお問合せフォーム