ねん金綴れ、桝屋高尾さんの新作袋帯
山本呉服店で 最も人気の高い袋帯の一つが
ねん金綴れ (ねんきんつづれ)です。
さざ波が立つように キラキラと細かく光る !
自然光、蛍光灯、スポットライト、シャンデリア・・・
光線によって光り方が違い まったく別の帯に見えるほどです。
コレが下に置いて撮った光り方です。
どうですか? 別物でしょ !
徳川美術館が 所蔵していた小袱紗の端切れを復元したい、と
西陣の機屋さんを何軒も訪ね歩かれました。
でも今の常識では考えられない制作手法で作られていて
引き受ける人が有りませんでした。
やってみましょう! と預かったのが 高尾弘さんただ一人でした。
復元には大変な苦労の連続だったそうです。
現在の金銀に光る帯は 横糸に金糸などを織り込んでいくのですが、
この布は糸一本一本に 髪の毛の8分の1の細い細い糸を巻き付けて
織ってあります。
構造が分かってもどうしたら作れるのか?!
またまた大変だったそうです。
何十年もの月日を経て、 ようやく完成し 徳川美術館へ納めました。
この織物の作り方は 帯にしたら今までに無いものが出来る❗️
と 徳川美術館の特別の許可を得て新しい帯として作られるようになりました。
一本一本の帯の織り出しの中に
徳川美術館の名前で 複製を禁じる と書いてあります。
またもう一枚には 菊の御紋が付いて 特許の登録番号が有ります。
桝屋高尾さんでは11月に自社の新作発表をされます。
その前に 先に見せて頂きました。
新しい柄を起こしました。
グリーン って珍しいでしょ ❗️
流行色なので 作ってみました。
前はこんな感じ !
フ、フ、フ、 彼がやって見せてくれても ちょっとピンと来ませんね? (笑)
ねん金綴れの 上品さ、 光、 しなやかさ、
そして 他に 追随を許さない技術の高さが 山本呉服店は大好きです❗️
フォーマルな着物、シーンには いつでも締められます。
黒留袖でも 近頃のチャペルウエディングには最適だと思います。
増して ホテルのパーティーなんかに
訪問着や 色無地に スキッと合わせたら キレイですよねーーー❗️
柄の多い小紋にも なんなくコーディネート出来ます。
一本持っていると とても重宝な帯です。
リバーシブルで 裏も使えます。
シルバーとゴールドのぼかしです。
実はコレ (シルバーとゴールドの柄無し)が表、として
裏地を付けた袋帯も 桝屋高尾さんでは作っていらっしゃいます。
実際、良く売れてるそうです。
でも 山本呉服店では 全然売れません! って 高尾さんに言ったら
山本さんほど あんなにウチの帯を安く売ったら
両面の柄もんを買った方がいいに決まってますわ、
柄もんが高うて買えへんから 無地でガマンしはるんですやろ !
ウチも山本さんには 安う出してますけど
山本さんも 安う売っててくれてはるから お客さんも得やわなーーー❗️
それやからウチ(山本呉服店)も お客さまに喜んで買って頂けて
高尾さんから 沢山仕入れが出来るんですよね 、
って お互いに笑顔で話し、共感していました。
これからも 桝屋高尾さんとは仲良くパートナーとして歩んで行きます。
実は 桝屋高尾さんと山本呉服店は とても良く似ているんです!
高尾弘さんのお嬢さんで後継は 由紀子さん、
写真はそのご主人なんです。
山本呉服店も 私が山本由紀子で全く同じ字で 後継者なんです。
高尾由紀子さんに会うたびに
一緒ですねーーー❗️ と言い合うんです。
桝屋高尾さんの 撚金綴れは いつでも山本呉服店で手にとって見られます。
山本呉服店の店頭で その光、しなやかさを体験してください。
合わせてみたい着物があったら 持って御来店くださいね。
着付けして合わせて見られます。
寝さかせて見ていたのでは全く違います❗️
是非一度、見てみてくださいね ♪
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