憧れの豪華な絞り着物▽絞りって何?
【「絞り」って何?】
染料が中へ染み込まないようにして模様を作る染め方です。
手間がかかる=職人さんの日当がかかって高額になるということで、
絞りは昔から豪華な憧れの着物なのです。
絞りは正式な場にはダメ?
江戸時代頃から異常なほどに流行し、
大名や豪商が豪華さを競っていました。
幕府からの贅沢禁止令によって着ることが出来なくなりました。
それが誤って伝えられて、
正式な場に着ていけないという誤解が生じてしまったのです(>_<)
今はむしろ、華やかな式やパーティーに最適です!
一職人一絞り
一人の職人さんは一種類の絞りを絞ると決められています。
自分の担当が終わったら次の職人さんに回す。
絞りの種類が多いほど多くの職人さんの手に渡っています。
絞りってどんな風にやる?
疋田絞り(細かい粒粒)
絞り一粒分の生地をつまみ、
8つに折り、絹糸で12回くくります。
一番高度な技術と大変手間のかかる絞りです。
“きぬたや”でも現在、疋田絞りが出来る職人さんは
4人しかいません(@_@。
帽子絞り(大きめの部分を絞る)
図案を平縫いして糸を引き締め、
根元を糸で巻き、その上からビニールを被せて包みこみ、
染まらないないように締めます。
つまり2回絞る手間のかかる絞りです。
“きぬたや”の帽子絞りは濁りなく、
くっきりと真っ白に浮き出るのが特徴です。
人目絞り(輪郭の細かい粒粒)
生地を2回くくって、小さい丸い絞りを作り、
その連続で線を表現する絞り。
一粒一粒が人の目のように見える所から
「人目絞り」と呼ばれています。
1寸(約3.8センチ)の間に10~15粒絞る、
大変細かく、また糸が外れやすいので技術が必要です。
桶絞り(柄と柄の境界線部分)
染めない部分の生地を桶の中へ
染める部分は外に出して
縄で堅く締めて染料の中で桶ごと浸して染めます。
手間と力と高度なテクニックが必要。
桶絞りで柄の輪郭がはっきりして、
写真写りも良くなります。
日本一の絞りの技術を誇る「藤娘きぬたや」では
1年に1回職人さんの技術を確かめるテストが行われます。
上手になった人にはより高度な絞りを任せる。
反対に不合格になればランクが下げられたり、
仕事がもらえなくなります。
この厳しいテストによってきぬたやさんの高度な絞りの技術が
守られています。
作るのに手間暇がかかる絞りはなかなか出来ません。
是非とも見に来て絞りを試着体験してくださいね(^^)/
*吉村*
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