「お嫁入り」と「結婚」
「お嫁入り」って言葉、
この頃 使わなくなったって思いませんか?
家を代わるから、財産分けとしてのお嫁入り道具を持って行きました。
一生困らないようにとタンス、布団、電化製品、
着物も一式、実家のお母さまが作って持たせてくれたものです。
先々を考えて地味な柄を選んだものでした。
「ちっとも着なかったから、もったいないわ~」と
言われる方もありますが、
この時代は大切に育てた娘を一人新しい
“嫁ぎ先”に送り出す、
精一杯の親心の現れだったと思います。
着られる機会があれば、
ぜひとも一枚でも着て見せてあげて欲しいと思います。
わからないことは相談して下さいね。
ところで、今は二人の意思で“結婚”するんです。
でも今も変わらないのは自分のそばを離れ、
一人の女性として巣立っていく娘に何かしてあげたいという親の気持ち。
昔から「厄着(やくぎ)」と言われる
家紋の付いた着物ーお葬式に着る紋付、
結婚式に親族が着る留袖があれば、
あわてなくてもいいね。
結婚したら振袖は着られなくなるから、
訪問着があれば、
結婚式やお宮参り、子供の入学式や七五三に何回も着られるね。
と親が用意してくれたものです。
結婚という節目。
着物って一生の記念、
そしてプレゼントになると思います。
日本の大切な記念日(冠婚葬祭も)は着物と共にある
美しい文化だと思います。
*佐野*
更新日 | 2015/10/19
カテゴリ | 着物はじめ
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